エミー・ファン!ブログ

エミー・ロッサムに関するニュースとJKの日記。 連絡は「告知」のコメント欄にでもお願いします。

サンバスンダ 渋谷O-EAST

サンバスンダ来日公演 http://www.conversation.co.jp/schedule/sambasunda/

サンバスンダに関してはこちらで触れたが、このところライブ情報には疎かったので直前までこの初来日のことを知らなかった。サンバスンダはインドネシア・スンダ地方のガムラン「ドゥグン」とアンクルン(竹)、カチャピ(琴)、スリン(竹笛)などを配したサウンドが特徴。大所帯ということもあり、来るなら夏のフェスティバルとは言わないとしても、複数のアーティストが出る形式のコンサートだと勝手に思っていた。そんなことを思っているうちに彼らはアジア音楽に疎いはずのヨーロッパでもコンサートやっているわけで、日本が一番遅れてしまった。

サンバスンダに関してはだいたいのアルバムを聞いてきた。チラシのサラーム海上氏はアルバム毎にやっていることが違うのでCDを聞いても本当の姿が見えてこないと書いていたが(ライブ映像を見て彼らのやりたいことが分かったとしている)、個人的には逆で彼らが優れている点は揺るぎない基本があるの上で、リーダであるイスメット・ルヒマットによってきちんとしたテーマのあるアルバム作りが出来る点だと思っている。中でもYadi Cahyadiのねちっこいヴァイオリンの音に引かれる。

最近はますます曲名を憶えなくなったので正確なことは言えないが『ラワナの涙』からは大半の曲はやったと思う。ステージは中央に打楽器が陣取り、両端に琴、ヴァイオリンと笛という配置なのだが、始まるとこの三つの楽器の音かなり打楽器に負けていた。こちらの脳内で補正をかけたのであまり気にならなかったとは言え、これはやや残念だった。何曲かで女性歌手(顔もスタイルもお美しい!)が出てきたときの歌も小さかった。これらの楽器を味わうのはもう少し少ない編成の方がいいということか。打楽器のみのときの音の締まり具合を聞きながらそう思ったりもした。参考映像

この日は前半分がパイプ椅子で後ろがカフェテーブルと立ち見となっていたが、パイプ椅子だとノリが悪くなるので立ち見の方がよかったかもしれない(最後にメンバー舞台から下りてダンスに誘うと言う場面もあったりした)。また2部には日本人演奏家が出てきたときに思ったのだが、日本人司会者がいても良かったのではないか、また日本向けという点では最後の方に日本の曲あるいは洋楽の有名曲のサンバスンダ・バージョンなどを用意しておくのも効果的だったはずだ。

なかなか楽しかったのでまた来てほしい。またマダガスカルのタリカ(Tarika)の「ソウル・マカッサル(Soul Makassar)」のようにメンバーがゲスト参加したアルバムも聞きたい(実は手元にあるCDには詳しいクレジットがないが参加しているのは間違いない)。最後に簡単なアルバム紹介。

『バンブー・ガムラン・ドゥグン』とりあえずは1枚目。『サルサ&サルセ』 文字通りサルサに挑戦の異色作にして充実作。『ソ・ラ・リ』サバ・ハバス・ムスタファ&ジュガラ・オールスターズ。サンバスンダの主要メンバーが参加しているサバ・ハバス・ムスタファ・インドネシア音楽挑戦アルバムの3枚目。何人かはサバ・ハバスのセカンド『Jalan Kopo』にも参加している。成熟度ではサードとは比べ物にならないが、これはこれで興味深いのでお勧めしたい。
  

PageTop

『ヴォリューム・ワン』シー&ヒム


『ヴォリューム・ワン』シー&ヒム

別のところでふれると予告したシー&ヒムのデビュー・アルバムがめでたく日本発売された。この女優ズーイー・デシャネルとM・ウォードのデュオ・プロジェクトが組まれた切っ掛けは映画『The Go-Getter』のためにリチャード&リンダ・トンプソンの「When I Get To The Border」を録音したこと。Pヴァイン・レコードにはもう一がんばりしてこの曲をボーナス・トラックとして収録してほしかった。

通常こうしたデュオというと彼女は歌うだけというパターンが多いが、シー&ヒムではズーイーがカバー曲の以外の作詞作曲している(M・ウォードは彼女を立てるために自作を提供しなかったのだろう)。こうしたデュオが存在しなかったわけではないが、重要なポイントだ。

M・ウォードによるサウンドはルーツ音楽よく勉強しているシンガー・ソングライター風。雰囲気はあるしズーイーの歌もけだるくていい。この路線ではスライド・ギターが印象的な4. Change Is Hard、ストリングスが加わった6. Take It Back、9. Black Hole〜10. Got Meと続くフォーク〜カントリー調の曲良い。ただ低い音域で歌われる曲が多いので地味、それがM・ウォードの作る音に引っ張られたものだとするとやや残念。ジェイソン・シュワルツマンのココナッツ・レコーズに参加した女優二人を比較するとキルステン・ダンストの歌声のほうがキャッチーなのだ。7. I Was Made For Youのような音域で歌う曲がもう少しほしい。

そしてこのアルバム最大の聞きものが12.Sweet Darlin'。偽スペクターっぽいサウンドがたまらない。で、これの共作者がジェイソン・シュワルツマン。ズーイーの元彼との共作曲なのに、この曲調にこの歌詞とは!というわけで『ホテル・シュバリエ』のモデルは彼女ではないかと思ってしまうわけだ。『ハプニング』のプロモーションで彼女を来日させて誰かその辺を聞いてほしい。

リチャード&リンダ・トンプソン「When I Get To The Border」は(その前にリチャードのソロ・アルバム『Henry the Human Fly 』(1972)があるものの)この夫婦デュオのデビュー・アルバム『I Want to See the Bright Lights Tonight(1974)の1曲目。なんと言っても聞き所は次々ソロをとる楽器の音色、本人のギターを始めてとしてみんな同じ系統で、これほどリチャードのギターの特徴を表した曲はない。彼と彼女によるカバーは音色よりも歌詞重視だと思われる。

『I Want to See the Bright Lights Tonight』Richard & Linda Thompson

PageTop

2007年ベスト・ソング

昨日の映画に続き音楽編
と言いつつあげるべき曲がない。強いてあげるなら OneRepublic feat. Timbaland - Apologize か。
前半はいい曲がなく、途中からはラジオで曲単位で聞くよりはアルバムを聞いていた。
聞いた回数なら『ヘアスプレー』サントラだが、これは純粋な新譜でもない。
サントラと言えば『ONCE』の「ライズ」が見終わったから何度も頭の中で再生されている
いい加減に買うことにする。

後半はエミー・ロッサム、アルバム・デビューに備えて女性ボーカル物をよく聞いた。
聞きなおしたものも多かったが、記憶の中の印象と違うものも少なくなかった。
U2の『ヨシュア・トゥリー』デラックス・エディションが発売されたがこれに係わった
ダニエル・ラノワ、ブライアン・イーノ。ついでにマイケル・ブルック、ピーター・ガブリエル、
この周辺の仕事を再確認。中ではロビー・ロバートソンのソロ・アルバムが面白かった。

ロビー・ロバートソン
『Robbie Robertson』(1987)

もちろん聞いた回数が一番多いのはエミー・ロッサムの『Inside Out』に決まっている。
とくに気に入っている曲は「A Million Pieces」、「Don't Stop Now」。出来はいいと
思うが不満を少々。プロデューサーは一人のみで作られたのでサウンドに統一感は
あるが、それだけにバリエーションがあまりない。例えば「The Great Divide」や
「Anymore」のボーカルにはカントリー影響があるというが分かりにくい。どうせなら
バッキングを「The Great Divide」はピーター・ガブリエルの「レッド・レイン」風、
「Anymore」はカントリー/ブルーグラス調にすればよかった。「Anymore」での歌は
キャリー・アンダーウッドのセカンドよりもエモーショナルだ。

PageTop

冬に聞くクルト・ワイル

暖冬ながらもそれなりに寒いこの冬のBGMはクルト・ワイル(ヴァイル)関連の音源。
『Lotte Lenya Sings American & Berlin Theater Songs of Kurt Weill』が
最適と書こうとしたが、今は売っていないようで残念。
その前にamazon.comの曲目表示と違う。具体的にはベルリンに当る後半13〜20が
Track Listingsが違う、同じページのOn this CD:と同じもの。
http://www.amazon.com/dp/B0000026HM/
『三文オペラ』などを単体でを買うよりワイル、ロッテ・レーニャのことがよく分かると思う。

Lost in the Stars: The Music of Kurt Weill _CD
さてワイル入門としてよく知られているのがハル・ウィルナープロデュースによる1985年の
『クルト・ワイルの世界 星空に迷い込んだ男/Lost In The Stars - The Music of Kurt Weill』。
今回これを書くに当って調べたところCDはLPから数曲追加曲があるようだ(下を参照)。
さて本作は簡単に言うとジャズ/アバンギャルド勢とロック勢によるワイルカバー集だが
アバンギャルドすぎるいくつかの曲はつまらないし、スティングは凡庸(ルー・リードはまずまず)。
しかしここに参加した二人の女性歌手、ダグマー・クラウゼとマリアンヌ・フェイスフルが
ワイルの曲を大々的に取り上げたアルバムを出すことになったことを評価すべきだろう。
*ハリウッドの映画制作者のみなさん、ロッテ・レーニャ(クルト・ワイル)の
伝記映画を作るならエミー・ロッサムを!
Supply and Demand
Supply and Demand/Dagmar Krause
20th Century Blues
20th Century Blues/Marianne Faithfull


以下今回聞いて改めてよいと思った曲。
ヴァン・ダイク・パークスのはどれもよい。
「Youkali Tango」ザ・アーマディロ・ストリング・カルテット
弦楽四重奏が奏でるワイルもいいもんだ。
「Oh, Heavenly Salvation」
これはアーロン・ネヴィルの声がいい。
「The Great Hall」ヘンリー・スレッギルもいいが、
室内楽とフリーが混ざったようなバックの演奏が面白い
「Speak Low」
チャーリー・ヘイデン(ベース)が奏でる「Speak Low」!
これ以上何を望もうか。

というわけで次の冬も聞きます。
PageTop

今年、印象に残った曲

昨年と同じく曲単位で選出。後半はイマイチかな

Keisha Cole/Love
Natasha Bedingfield/Unwritten
Gnarls Barkley/Crazy
Nelly Furtado/Promiscuous
Ne-Yo/So Sick
イン・マイ・オウン・ワーズ

で一番聞いたのは恐らくサラ・マクラクラン。裏テーマはピンク・フロイド。

PageTop