レイトン・ミースターとのコラボレーションが待たれるチェック・イン・ザ・ダーク
2011 / 05 / 30 ( Mon )

チェック・イン・ザ・ダーク

チェック・イン・ザ・ダーク / Check in the Dark

レイトン・ミースターが正式に残した音源はコブラ・スターシップとのダンス・ロック「グッド・ガールズ・ゴー・バッド」、ロビン・シックをデュエット相手に選んだ甘いR&Bチューンの「サムバディ・トゥ・ラヴ」。ここまではいいとしてここから迷走を始める。噂されたリル・ウェインとの曲は発表されることはなく、アルバム・タイトルと言われていた「Your Love's a Drug」エレクトロ・ポップ路線だった。ちょうどケシャの曲「ユア・ラブ・イズ・マイ・ドラッグ」とタイトルと被ってしまった。こうなると今まで出してきた路線は後手後手に感じられてしまう。その証拠にプロデューサー/DJのクリントン・スパークスがリークし、その後レイトンがそれは過去の曲だといって引っ込めさせた曲はその路線だった(前触れもなく出たStephen Jerzakの「She Said」は好きだが)。

そんな流れの中で現在話が進んでいるのがカリフォルニアのバンド、チェック・イン・ザ・ダークとのコラボレーションである。このバンドはサーフ・ロックのバンドとして紹介されるが、レイトンがマイアミやカリフォルニアで暮らしてきたことを考えるといい組み合わせだと思う。本人もスポーツ好きだし、ソースは忘れたがきょうだいがマリン・スポーツ・ショップに係わっていたはずだ。彼女自身もサーフィンをやっているとすればさらに納得できる。そしてなにより今のチャートにいるものの二番煎じになりかけていた今までの路線の変更のチャンスなのだ。5月に彼らとコンサートをやって、6月にも予定されている。

チェック・イン・ザ・ダークは日本でも紹介されている。二本のギターを中心とした緩やかなサウンドにやさしげで包容力のあるボーカルが乗るスタイルだ。キュッキュッという爪弾く音も多くの曲で聞かれて心地よい。静かに始まり徐々に盛り上がる「Rock Bottom Blues」などは佳曲といえる。曲はきちんと書けているが、音数は限られているので変化を付けるのは難しいと思う。オルガンがゲスト参加した曲を2、3曲目と早目に持ってくる構成はややもったいない。レイトンとのコンサートでも披露された「The Stand In」は本編最後の曲。日本盤はその後にボーナス曲が2曲付く。

HP:http://www.checkinthedarkmusic.com/
ビデオ・コーナーではレイトンをフィーチャーしたライブの様子もある。
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『ハウ・トゥ・ビカム・クレアヴォヤント』ロビー・ロバートソン。力作だが物足りない点もある
2011 / 05 / 26 ( Thu )

ハウ・トゥ・ビカム・クレアヴォヤントロビー・ロバートソン

『ハウ・トゥ・ビカム・クレアヴォヤント』ロビー・ロバートソン How to Become Clairvoyant / Robbie Robertson

バンド/グループが分裂し、片方に対して"あれは売れ線だから"と言えたら批評としたらどんなに楽だろう。と、ザ・バンドのギタリスト、ロビー・ロバートソンの新譜を前にそう思う。ロバートソンがザ・バンド後に作ってきた音楽は売れ線どころかとても真摯なものだ。その一方でマーティン・スコセッシと組んでの映画音楽での仕事は"あいつは楽な道を選んだ"と言われかねない(「ハスラー2」でエリック・クラプトンと組んだ主題歌はもろに売れ線)。誰だって生活のために仕事をしなくてはならない。ロバートソンの場合、その一つが映画音楽だったのだ。しかしその姿勢が"売れなくなったら、地元のクラブに帰って演奏するよ"というものでないので元ザ・バンド・メンバー(というかレヴォン・ヘルム)と相容れないのも事実である。この溝を埋めるにはガース・ハドソンのような純天然音楽家が必要なのだ。

このロビー・ロバートソン久々のソロ・アルバムにはエリック・クラプトンが多くの曲で(作曲も含んで)参加している力作になっている。問題があるとしたらクラプトンを初めとするゲストによる上物ではなくリズム(・セクション)にあると思う。ピノ・パラディーノとイアン・トーマスによるリズム隊を基本として、ジム・ケルトナーも参加している。またマリウス・デ・ヴリーズが仕切ってのモダンなアレンジもある。前者を重視して生々しい音にするか、後者を重視して人工的なバックを活かすのかのどちらかだと思うのが、中途半端に感じる。このあたりは本人よりもマリウス・デ・ヴリーズの責任が大きい。本人のボーカルはダミ声というのとは違うが、それこそボブ・ディランがきちんと歌おうとしている歌い方で意外に足を引っ張る。

クラプトン参加曲では「フィアー・オブ・フォーリング」がU2の「ワン」に似ていてロバートソンのファースト・ソロにU2が参加していたことを思い出す。この曲ではスティーヴ・ウィンウッドも参加しているが彼のオルガンならもっと聞きたい。「ヒー・ドント・リヴ・ヒア・ノーモア」はロバートソンのガット・ギターとクラプトンのスライド・ギターの絡みは面白いが曲としてはイマイチ。ギターの掛け合いならアダルトな曲調の「ディス・イズ・ホェア・アイ・ゲット・オフ」の方が聞き応えがあり、むしろこちらを推したい。「シーズ・ノット・マイン」はダニエル・ラノワ的音空間が聞かれる。「ウォント・ビー・バック」はボーナス曲でデモが収録されているので曲順を変更してこれから聞くようにしている。

クラプトン以外で注目のゲストはロバート・ランドルフ(イニシャルがロビー・ロバートソンと同じだ)、ゴスペル界の人だが唯一無二のスティール・ギターで他流試合もこなす。1曲目「ストレイト・ダウン・ザ・ライン」は2人の掛け合いもいいのだが、後半のコキコキしたロバートソンのギター・ソロが良い。

若手(という表現は相応しくないがあくまでも主役陣との比較)で参加しているのはトレント・レズナーとトム・モレロ。どちらかと言うとトレント・レズナーの勝ち。ダニエル・ラノワ的音空間の前曲からのムードを引き継いだ「マダムX」で不気味な音世界を作り出している。一方トム・モレロが参加した曲は「アクスマン」。Axは斧のことで転じてギターのことを指すので当然歌詞はギタリストに関すること、聞く前には多くのギタリストのパロディが聞かれるクリス・スペディングの「ギター・ジャンボリー」のような曲かと思ったがそうではなかった。

それ以外ではしっとりとした曲調にバック・コーラスも決まっている「ホェン・ザ・ナイト・ウォズ・ヤング」が良い。タンゴとジャンゴ(・ラインハルト)という異国の香りを題名に織り込んだ「タンゴ・フォー・ジャンゴ」の雰囲気は映画的でラストにふさわしい。
00 : 55 : 31 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
エミー・ファン!ブログ 2011年5月の告知と情報とニュース
2011 / 05 / 25 ( Wed )
エミー・ロッサムの情報
5/4 Maxim’s Hot 100で今年は32位(48位-67位)

05/25 P.S. ARTS Bag Lunch Sponsored By Dior Beauty /Santa Monica, CA
05/20 'Beauty Culture' Opening Night at The Annenberg Space For Photography / Century City, CA
05/08 City of Hope Honors Shelli And Irving Azoff With The 2011 Spirit Of Life Award / Universal Studios Hollywood
05/01 INCOGNITO Annual Art Exhibition And Art Sale / Santa Monica, CA
00 : 30 : 31 | 告知・ニュース・日記・最新情報 | page top
『ゲンスブールと女たち』。 『ザ・タウン』のリアリティ演出とは違い実在人物を茶化しながら本質に迫る
2011 / 05 / 15 ( Sun )
ゲンスブールと女たち / Gainsbourg (Vie heroique)
2011/05/21公開 公式HP:http://www.gainsbourg-movie.jp/
ゲンスブールと女たち(Blu-ray Disc)
Blu-ray: 2011年10月05日発売
セルジュ・ゲンスブールといえばフランスのマルチ・アーティストですが、僕はレコードすらさほど聞き込んでいません。それでもオムニバス『ゲンスブールを歌う女たち』などは好きですし、この映画を見る上で参考にもなります。もちろん数々の女性との恋愛や騒動などは知識として知っていました。

ジョアン・スファール監督がバンド・デシネの人なのでアニメーションも使われます。それよりも重要なのはセルジュ・ゲンスブールをカリカチュアライズした別人格が登場することです。本人よりも背が高く、鼻も耳も大きいこのキャラクターはギレルモ・デル・トロ作品でおなじみのダグ・ジョーンズが演じています。クレジットを見たときにはやられたと思いました。

そんなスファール監督の遊び心もあってこの映画はふつうの伝記映画にも、音楽映画にもなっていません。まずはゲンスブールの少年時代から始まり、いきなり海辺で女の子から「醜い子はイヤ」と言われてしまいます。ふつうの映画ならこれをキーとしてコンプレックスを抱える様子を描くのですが、そういったフォローはほぼありません。もう一つのコンプレックスといえば彼がユダヤ人ということですが、単に差別される側がかわいそうといった視点ではなく、それを逆手に取った手法で見せてくれて痛快ですらあります(実際に彼がそうしたかは知りません)。この映画のゲンスブールは初めから後の人が知っているようなゲンスブールの性格や資質を有しているのです。その結果、少年ゲンスブールが大人びた行動をしても違和感はありません。成長過程における悩みや葛藤といったシリアスな部分を出してこそ伝記映画だと言う人には物足りないでしょうが、そうした湿っぽい要素を薄めることに成功しています。

前半は音楽家としてデビューするまでが描かれます。親からピアノ・レッスンを受ける一方で絵の勉強もしていて、女好きの面を見せるなど、早くもマルチな才能の片鱗を見せます。後半は邦題にもあるように女たちとの話が中心です(『レッドクリフ』のように誰誰が出てきたと字幕では説明されませんが公開バージョンではどうでしょうか)。ここではフランス・ギャル、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキンの3人が中心です。フランス・ギャルは完全に躍らせられているのに、本人は無自覚というアイドルの魅力(誰が言ったのは忘れました)が全開です。半裸で歌い踊るバルドーはこの映画一番の見所で、顔を似せるというよりは雰囲気をうまく出しています。そしてバーキン、じつは外見(とくに口元)はあまり似ていないので不満が残ります。しかしこれは意識してやっているのではないでしょうか。一般的にはセルジュ・ゲンスブールの女といえばバーキン、だからこそ必要以上に似せてしまうとシリアスになってしまい映画のカラーから外れます。「数々の女性と浮名を流しながら、真実の愛があったのはバーキンだけ」となるとつまらないので、そういう映画は別に作ってもらいましょう。ただセリフで不満なのはゲンスブールがバーキンに対して「君は泣き顔がきれいだ」と言うところです。あの手の顔は笑顔に尽きます。バーキン役に文句をつけてしまいましたが演じたルーシー・ゴードンは残念なことに撮影後に自殺したそうです。

この3人とセルジュ・ゲンスブールの関係にはそれぞれ障害があります。フランス・ギャルは父親が彼女を厳しく管理、ブリジット・バルドーは人妻、ジェーン・バーキンはかなり年下のイギリス人。ゲンスブールが危険なところに飛び込むのが好きな性格が分かります。

女性歌手の後にはレゲエ・アレンジのフランス国歌(「ラ・マルセイエーズ」)についての騒動が続きます。このジャマイカ描写の手抜きな雰囲気なのがまたいい感じです。知っている人も多いと思いますがこの曲の歌詞は過激なもので、それを単に文面で読むよりはこうしてメロディ付きの対訳で読むとすっきり入ってくると思います。このころは酒や煙草で体調も悪くなり死を意識させたと思ったら、映画は唐突に終わります。音楽だけでも娘のシャルロット・ゲンズブール、ヴァネッサ・パラディを手掛けているのですが、さすがに彼女たちのエピソードを入れるのはまだ早いということなのでしょう。

セルジュ・ゲンスブールを演じたのはエリック・エルモスニーノ、『夏時間の庭』に出ていたそうですが記憶にありません。今回画像検索してみましたが、彼の素顔を見ると役のために鼻に入れ物をしたとかはないようです。パーツが似ているというよりは角度やポーズの研究成果が見所です。

ゲンスブールを歌う女たち
ゲンスブールを歌う女たち

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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Nick Jonas、Emmy Rossumとのコラボについて語る
2011 / 05 / 05 ( Thu )
ニック・ジョナスのエミー・ロッサムとの共作に関する動画です。

http://www.mtv.com/videos/news/649162/nick-jonas-met-emmy-rossum-through-twitter.jhtml
エミーはペレス・ヒルトンとジョナスのコンサートに行ったことがあり、その後にツイッターで連絡を取ったそうです。二人のどちらかのソロ・アルバム、サントラ等どんな形で発表されるか分かりませんが待つことにします。
23 : 26 : 04 | エミー・ロッサムの音楽、CD | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
Emmy Rossum、Nick Jonasとコラボ
2011 / 05 / 02 ( Mon )
エミー・ロッサム、ニック・ジョナスと共作か?ツイッターより

@nickjonas Great writing session with @emmyrossum. She is very talented.
posted at 2011年04月30日(土)10:46:51

Emmy Rossum @nickjonas it was super fun! Can't wait to hear! :) good italian eats too!
posted at 2011年04月30日(土)13:45:42


ニック・ジョナスはジョナス・ブラザーズのメンバーでソロ・アルバムも発表している。今までエミー・ロッサムとコラボレーションしたとされているのはマット・ゴス、アクアラングなどだが発表されていない。
00 : 16 : 15 | エミー・ロッサムの音楽、CD | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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