『ホビット 決戦のゆくえ』試写会と公開後の感想
2015 / 01 / 14 ( Wed )
ホビット 決戦のゆくえ /THE HOBBIT: THE BATTLE OF THE FIVE ARMIES
2014/12/13公開:公式HP http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitbattleofthefivearmies/
ホビット 決戦のゆくえ ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
BD発売日:2015/04/22

試写会からも公開日からもだいぶ日が経ってしまいましたがメモ代わりに
『ホビット 決戦のゆくえ』試写会。箇条書き。
エスガロス(監督か、その家族いた)?から始まる。
前後半もののお約束、前編の強敵も後編にはあっさりやられる。あいつの弱点はあそこだ!という説明セリフはなし。
ガラ様ビームは予想以上の破壊力。
エルフ・魔法使い会議再び、サウロンについての話が出てくるがLOTRを知ってるとねえ。
スティーヴン・フライはいいようにあしらわれて、アルフリドへ。
ドワーフとエルフのにらみ合い。お前はサンタか!スラ王。
五軍の合戦はいきなり始まる。ここは長く、せかせかすることなくゆったりしている。
バトルといえばレゴラス無双、あんなもんに乗るなんて。
ここでも進撃の巨人。
クマはイマイチ。

【『ホビット 決戦のゆくえ』】
前にも書いたが『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』の六作のうち『旅の仲間』の雰囲気と『王の帰還』のサクサク行く感じには感心したものの、それ以外の四作はどう評したらよいかよくわからない。もちろん大きな意味では嫌いではない。『ホビット』の映画化に関して二つ気になった点がある。まずは児童文学であった『ホビット』を『ロード・オブ・ザ・リング』の手法で映像化すること違和感、もう一つは二部から三部になったときに起こる物語の引き伸ばしだった。後者に関しては三部作を見てやっと分かるようになった。『ホビット』の大きなイベントは四つ「ゴラムビルボとのなぞなぞ」「樽下り」「スマウグ」「五軍の合戦」、二部作ならどこで区切ればいいか明白だ。しかし三部作だと二作目をどうするかが難しい。『ロード・オブ・ザ・リング』は原作が三つに分かれていてそれぞれに副題もついていたので区切りをどうするかは難しくなかったはずだ。もちろん映画は原作と同じ箇所で終わっていないが、一部が全員行動で二部以降は複数チームに別れているので区切りはつけやすい。それに対して三部になった『ホビット』がとった方法は原作後半の比重を大きくして、それを二つに割ったような構成になっている。二作目に「樽下り」が入るのはいい。しかし二部、三部にまたがった「スマウグ」と「五軍の合戦」はイベントとしては大きいもののあまり込み入った話ではないためにやや間延びしているのは仕方ない。

『ロード・オブ・ザ・リング』の人物描写と比べると『ホビット』のそれは弱いためにドラマとしての深みには欠ける。全体を通して印象に残るのはビルボとゴラムのやりとりの最後のところだろう。もちろんそれは『ロード・オブ・ザ・リング』へ直接つながっているからだ。その意味では三作目にも出てくるエルフ・魔法使い会議の場面も重要だ(マニアにはラダガスト皆勤がうれしい)。サウロンについての話が出てくるときに彼(?)を甘く見ていたことが『ロード・オブ・ザ・リング』の禍につながったともとれる。しかし、指輪はゴラムからビルボ、そしてフロドに渡ることによって正しくその使命を終えたと考えるとすべてことは運命だったとガンダルフのように構えるしかない。またガラドリエルの存在感も大きく怖いくらいだが、さすがに指輪の持ち主だ。

さて『決戦のゆくえ』はエスガロスをスマウグが襲うことろから始まる。続編のお約束のひとつとして前作に出た強敵も続編ではわりとあっさりと片付いてしまう。スマウグの弱点については分かりやすい説明セリフはないので、『竜に奪われた王国』をぼんやりとしか覚えていない人には不親切かもしれない(ということはやはり)この一連の流れは一本の映画になっている方がよいのだろう。スティーヴン・フライ演じる統領は騒動の最中に消えて、アルフリドがコミックリリーフ役割を担う。このあたりが『ホビット』ののんびりとしたところだ。

『思いがけない冒険』『竜に奪われた王国』ではオークが出てくるとシリアスになり過ぎて『ホビット』の世界観が崩れると感じていたが、『決戦のゆくえ』ではこれまでの数名のドワーフ対オークという構図でなく軍隊同士の戦いとなっており、違和感はだいぶ減った。エルフ軍の規律のとれた様子は素晴らしいし、ドワーフ軍のごつごつした感じも良い。ここで活躍するのはレゴラス、原作には登場しないせいか今回もやりたい放題(ただし矢は尽きる)でとんでもないものに乗ってしまう姿が見ものだ。スランドゥイル王の扱いは少し悪いような気もするが、(まるでトナカイのような鹿に乗るところとか)どことなくおかしさがあって、これはこれでいいと思う。

五軍の合戦はいつのまにか始まるのがよい、戦争映画をよく知っているピーター・ジャクソンらしい導入部となっている。オーク軍には進撃の巨人みたいのもいたが、PJは知っているか誰か聞いてほしい。ビヨルンがあまり活躍しないのは残念だ。

『ロード・オブ・ザ・リング』には人間の考えがよく分からないキョトンとしたレゴラスという描写があった。『ホビット』のビルボは回りの人物の考えを理解し過ぎているように見える。そしてそれを口を出さずに何か言いたそうな含みをある表情する。まるで、レゴラスの逆バージョンのようだ。これは彼がホビットらしくないホビットだからかもしれない。

これで『ホビット』が終わったわけが、『ロード・オブ・ザ・リング』とつながっているとはいえ世界観が違うので『スター・ウォーズ』のように一本の輪ができたように感じられないのは仕方ないだろう。

IMAX HFR3Dはテレビゲームのようだ、ヌルヌルだと言われるHFRだが、慣れてしまえば気にならなくなるのも事実だ。今回はオープニングの水上都市エスガロスの場面は、スタジオ内のセットのはずなのに、後ろの画がグリーンスクリーンのように見えてしまった。ガラドリエル様の変身やレゴラスの大活躍場面など非現実的な場面のほうが似合うようだ。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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