『アナベル 死霊館の人形』試写会。最凶ドールスピンオフは古典的手法、とくに音に注意
2015 / 02 / 21 ( Sat )
アナベル 死霊館の人形 / ANNABELLE
2015/02/28公開 公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/annabelle/
アナベル 死霊館の人形 ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付
DVD発売日: 2015/07/02

ジェームズ・ワンが『ソウ』以降手掛けたホラー作品には『インシディアス』と『死霊館』がありました。個人的には構成が凝っていた『インシディアス』のほうが好みで、『死霊館』は脅かし方が中途半端に感じたのですが、アメリカでの反応は後者のほうが良く、続編の前にこうして最凶ドール・アナベルを扱ったスピンオフ(台詞でウォーレン夫妻らしき人は出てきます)が出来上がりました。怖い人形の話と言っても『チャイルド・プレイ』のチャッキーのように派手なことはしません(見たのはだいぶ前なので忘れています)。ツイッター(https://twitter.com/annabelle_mov )では自己主張が強い(というより遊んでいる)のですが、映画での彼女とは違います。

登場人物はアナベルを手にした若い夫婦を含めて有名俳優を使っていないので、「この俳優なら死ぬだろ」という気持ちにならないで済みます。驚かし方が古風なのは『死霊館』と同じです。音による脅かしの面も強く、その辺に弱い方はご注意してください。周りに怪奇現象が起こってから妻が知り合った本屋の黒人女性はいかにも色々知っていそうですが、そんなことはありません。それどころか神父でさえも強力なパワーを持っているわけではないのです。それはアナベルにも言えて、彼女のやりたいことを実行するのにずいぶん遠回りしているように感じます。モダン・ホラーと比べるともどかしいほどですが、古典的なホラー手法で楽しませてくれます。

劇中に出てくる有名事件や映画の引用から時代が60年代後半と分かります。地味な夫婦の服装や金髪ながら必要以上に目立たない妻ミア(とうぜん名前はミア・ファローから)の一昔前の美人顔などから感じられるのは古き良き時代の雰囲気で、激動の60年代とはそぐわないような気もします。実社会で起こった60年代の社会状況の変化が、この夫婦には怪奇現象という形で襲い掛かったと解釈できます。もっともそうした社会のほころびは50年代から見えていたというのが僕の持論です。映画を見ている最中は気にならなかったものの、少し経って冷静になると引っかかります。

監督は『死霊館』の撮影監督ジョン・R・レオネッティ、妻役の女優がアナベル・ウォーリスという名前なのは出来過ぎ!と誰もが突っ込みたくなります。『シェイムレス』ファンなのに隣の奥さんがケリー・オマリーだと気付きませんでした。彼女はどちらかというと本来は舞台女優で『イントゥ・ザ・ウッズ』のパン屋の女房もやっているのですね。

アナベル

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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