Assagai全2枚のアルバム再発に際してJade Warriorとの関係を考察し、妄想する。その3
2015 / 03 / 07 ( Sat )
アサガイ全2枚のアルバム再発に際しジェイド・ウォリアーとの関係を考察し、妄想する。その3

その1 その2
Zimbabwe

『Zimbabwe』
このアルバムの管楽器の役割は前作の歌をサポートするようなものから少し変わって、リフやフレーズを担当するブラス・ロックと呼ばれた音楽のそれに近づいたと思う。
(1) Barazinbar (Havard)
ジョン・フィールドの音の置き方と言うべきようなものが特徴的で好きなのだが、Jade WarriorのオリジナルFWはそんな要素も入った15分のジャム・ナンバー。これをAssagaiは6分にまとめている。ジャズメンが参加しているのだから長くすることは可能なわけで6分に収めることは狙っていると考えるべき。オリジナルよりテンポアップされ管楽器が入るタイミングも早い。もちろん音の厚みはAssagaiが上。後半のソロ回しに手に汗を握る
(2) Wanga (Mdenge)
新ヴォーカリスト・マーサ・ムデンゲアの個性が出た曲、浮遊感が特徴
(3) La La (Mdenge)
しっとりとした曲、フルートやピアノがアイランド時代のJade Warriorを思わせる。ヴォーカルのマーサ・ムデンゲはアイランド移籍1枚目『Floating World』FW最後の曲に語りで参加(つまりJade Warriorはナイジェリア勢、南アフリカ勢、新メンバーとAssagai全体と係わっていたということになる)
(4) Dalani (Pukwana)
もちろんサックスが引っ張るドゥドゥ・プクワナ作曲のインスト。テンポチェンジも効果的
(5) Bayeza (Mdenge)
ムデンゲが作った曲からは前作にあったラテン経由の柔らかなギターは聞かれずに、静かなサウンドが耳に残るが、ここでのギターはファンキーで一番勢いがある(リンダ・ルイスを思い出した)。中盤のサックス・パートも強力
(6) Sanga (Field)
これはJade Warriorの曲FWだが自身の録音はもう少し後の73年、しかもそのアルバム『Eclipse』はお蔵入りしたといういわくつきの曲だが、公式サイトを見るとカヴァーとあるのでAssagai用に書いた曲ではなく、自身のレパートリーと判断すべき曲だ。オリジナルはいかにもジョン・フィールドらしいフルートに始まり、中盤からノイジーなギターが登場し、その後はフルート、ギター、パーカッションの掛け合いとなり元に戻るという構成。Assagaiヴァージョンは冒頭のフルートの静のイメージは継承されるがドラムと管楽器が入ってくると静というよりファンキーになるので好みを分けるかもしれない。ギターの出番はほとんどなくサックスがとフルート絡みが中心となる。最後に最初のテーマに戻るとサックスのほうが目立つ
(7) Come Along (Mdenge)
「Wanga」と同じくギターとコンガが光る爽やかな曲
(8) Kinzambi (Duhig)
Jade Warrior公式サイトによればトニー・デュヒグの書下ろし曲。サックスを中心とした一体感はアルバムでも一番だと思う。ブレイク後に炸裂するギターが素晴らしい。これはトニーによるものと思いたい

Jade Warrior自身の楽曲クレジットはバンド名義か連名なのだが、ここでは個人名義になっている。「Sanga」のジョン・フィールドは納得だが、「Barazinbar」グリン・ハヴァードは意外。

こうして考察と妄想の旅は終わった。信じるか信じないかは自由だ。
ちなみに『Assagai』の再発CDは買っていない。『Eclipse』は出てこない。

参考文献:レコード・コレクターズ1995年3月号、1997年1月号、2005年10月号ほか
http://www.jadewarrior.com/
http://www.radagast.org/assagai/
その1 その2
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