『COMET/コメット』どこまで理解できたか自信はないが英語字幕で見てみる
2015 / 12 / 07 ( Mon )
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『COMET/コメット』
公開年月 2015/12/12
http://curiouscope.jp/COMET/

最近ではテレビ・シリーズ『ミスター・ロボット』で注目されるサム・エスメイル長編映画初監督作、主演女優エミー・ロッサムと恋に落ちた作品でもある。

英語字幕で見てどれだけ理解できたのかはまったく自信がない。時間軸をいじるだけでなく、夢か現実かもはっきりしない。それならばヒントがほしいとコメンタリーを期待したが、特典は予告編しかない(コメンタリーはついていても字幕なしのことも多い)。ということなので自由に語ることにしよう。

この映画は最初の墓地(公式の説明では公園となっているがHollywood Forever Cemeteryである)の場面で相手が出てくるほかは役名がない、プロデューサーも兼任したジャスティン・ロングとエミー・ロッサムによる二人台詞劇である。日本での紹介では『エターナル・サンシャイン』の名前を出しているが、むしろリチャード・リンクレイター監督の『ビフォア~』シリーズを思い起こす。列車やパリの場面があることもそう思わせる要因だ。

『ビフォア~』シリーズは男女二人に起こることはドラマティックでいかにも映画的だが、男女の会話は主演二人のアイディアを多く採用した自然なものとなっている。本作の監督サム・エスメイルによる脚本はそこまで自然なものではなく、観念的な台詞も多い。一定のレベルには達していると思うが絶賛するまでには至らない。日本語字幕や吹き替えで見たらまた違うのかもしれないが、当社比1.25倍!とでもいうような台詞の多さを口数で補っているのも自然さが欠ける要因に思えた。それでいて90分に収めているのは計算されたものなのだろう。

日本で『エターナル・サンシャイン』や『her/世界でひとつの彼女』の名前を出すのは時間軸をシャッフルする構成が『エターナル・サンシャイン』と共通するからだろう。あちらはトリッキーな画もあるのだが、こちらは月が二つある風景以外はそこまでではない。撮影はエリック・コレッツ
http://www.theimagehunter.com/
HPがあるくらいだからそれなりに自信があるのだろう。カメラに関して詳しいことは言えないが、モノクロの作品もあるがくっきりとした画が得意なように見える。この映画では非現実的な色使いや背景の違和感が印象に残る。ただ単に画をはめ込んだように見えてしまい、作りものっぽさが気になる人もいるかもしれない。これが監督の持ち味かは不明で、テレビ・シリーズ『ミスター・ロボット』ではここまで極端ではないようだ。

監督が主演女優に恋仲になったわけだからエミー・ロッサムはきれいに撮られている。とくに墓地でのメガネ姿とパリのホテルの場面(着替えたあと)がいい。カーリー・ヘアの場面は意外かもしれないが、地毛に近いことを考えると興味深い。衣装は『クルーレス』『魔法にかけられて』のモナ・メイ

この映画の手法を、パラレルと呼ぶかシャッフルと呼ぶべきか分からないが、前半は場面の切り替えが分かりやすい。50分からスピードアップ、1時間あたりからやや混乱するのはある場面内で移動があるのからと二場面で衣装が似ているからだ。これを時系列に順並べても話はつながらないはずだから、そのへんを追求しても無駄だろう。この手法によって得られるのは男女間の超えられない壁が垣間見られるということでお茶を濁すことにしよう。

ミニマル調の曲を中心とした音楽は定番かもしれないがよく合っている。ボン・イヴェールは使い過ぎだと思うけど、いい場面には違いない。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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