『パディントン』小さな笑いがたくさん起こるファミリー映画
2016 / 01 / 13 ( Wed )
パディントン / PADDINGTON
パディントン ベアオフィシャルサイト
2016/01/15公開 公式HP:http://paddington-movie.jp/
パディントン [Blu-ray]
BD発売日:2016/08/03

イギリス産児童文学『くまのパディントン』についてはほとんど知らずに、この紳士熊に関してはどこかの企業がイラストをキャンペーンくらしか知りませんでした。そうした簡素なイラストのイメージしかなかったのでこれがCGでどう再現されるか気になりました。そこで思い出したのが直前に見た『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』でした。こちらはいかにも2Dな絵柄を3Dアニメにするための工夫がしてあります。簡単に言えばアクションなど動きのある個所は立体的に、それ以外の箇所は2Dの止め画を大事にするという方法です。おそらく作り手の頭の中には『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の失敗(失礼)があったのだと思います。個人的には嫌いではないのですが3Dパフォーマンス・キャプチャーによる映像は少し気持ち悪さが残り、3Dにする無理さも感じました。『パディントン』のCGもそんなことをふまえ(?)遠目から見るとカワイク、近くからみると毛が意外にゴワゴワしていていてクマらしさも出しているという具合にうまく作ってあります。

真摯なクマという設定ですが、故郷ペルーで起こすドタバタから分かるようにけっこう間抜けなのがいいです。野生本能がその原因になるところもおかしいです。パディントン駅からブラウン家のお世話になるまでは、非現実的なのですがパディントンは性格がいいのかいい感じでなじんでゆきます。パディントンはペルーから親戚の知り合いの探検家を訪ねてロンドンへ家探しをするというストーリーは身近にある幸せを再確認するという定石通りですがファミリー向け映画として文句はありません。ギャグ映画ではないんで大きな笑いというのはないのですがクスクスと小さく笑える箇所がたくさんあります。

ブラウン家は夫婦に姉と弟、そして家政婦という家族構成です。サリー・ホーキンス無駄遣い映画にいい映画なしを唱えていますが、この映画の扱いが最高だとは言いませんが悪くありませし、相変わらず笑顔がチャーミングです。夫にはヒュー・ボネヴィル、ドラマ『ダウントン・アビー』のイメージを受け継いだ父親役です。あちらの家族よりは楽でしょうが、それでも苦労はあります。姉は不機嫌なアビゲイル・ブレスリンみたいな外見で、やはり色々とある年頃です。パディントンの声はベン・ウィショー、彼らしさを出すよりは紳士なクマのほうを重視して悪い印象はありません。ここまでは好感を持てますが残念なのが悪役ミリセント役のニコール・キッドマン、悪役の造形がありきたりで残念でした。『ライラの冒険 黄金の羅針盤』ではまだ意味がある役でしたが、ここは単なる悪役です。トム・クルーズ映画のパロディに至っては見ていて少し寂しくなりました。それでもファミリー映画の基本を押さえているのでそれを望んでいる人にはお勧めできます。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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