『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』試写会。不倫旅行映画だが、出した結論が意外かも
2016 / 08 / 31 ( Wed )
アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲 / UN + UNE
2016/09/03公開:公式HP http://anna-movie.jp/
アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲 [Blu-ray]
BD発売日:2017/03/02

『男と女』のクロード・ルルーシュ監督と作曲家フランシス・レイという組み合わせによる新作は大人の恋愛映画といって差し支えない内容です。面白い会話もありますがリチャード・リンクレイター監督の『ビフォア』シリーズほどには会話劇に徹していないと思います(あの映画も短い期間を切り取った恋愛映画でした)。それでも二人が急接近するあたりの流れは良いです。

インド版『ロミオとジュリエット』(本当は『ジュリエットとロミオ』)の音楽を付けに来たアントワーヌは大使館の晩餐会で大使夫人のアンナと知り合います。彼女は不妊に悩んでいたので、聖者アンマに会いに行く妊娠巡礼の旅に出かけると告げます。アントワーヌは気分転換も兼ねてアンヌの後を追います。

フランス映画ですし(いやそうでなくても)二人の関係が深くなることは誰にも分かりますが、不倫旅行といったドロドロな映画にはなりません。その理由としては、まずインドでの撮影があげられます。観光旅行的な画で生々しさには欠けますが美しいことには変わりありません。沐浴の場面には誰もがどきりとするでしょう。じつはときおり夢や妄想が挿入されるのですが、つながりが自然すぎて驚きます。その流れで『ロミオとジュリエット』の基になった事件も出てきます(これはさすがに時間軸がどうなのか気になりますが)。

ぼくが気になるのはこの二人と大使とアントワーヌの恋人、合計四人が一堂に会する場面、いわゆる修羅場場面です。やり取り自体は面白いのですが、出した結論が愛の国フランスの人間としては意外に感じられました。面子を重んじる立場にいる人間にとっては恥ずかしい結果に見えますし、一番若い人間が選んだ結論も保守的に見えます(年代は30代、40代、50代、60代というようにばらけています)。もしかして四人で顔を突き合わせてなかったら別の結論になったかもしれません。

主人公アントワーヌを演じたのは『アーティスト』のジャン・デュジャルダン、遊び人ならお得意の人なので安心して見られます。コメディもこなす人なので重すぎることもありません。ヒロインはエルザ・ジルベルスタイン、ジェニファー・アニストン顔だなと思いながら見ていましたが、ここでのストーリーも彼女に重ねて見たりしていました。アントワーヌの恋人でピアニストを演じるのはエルザ・ジルベルスタイン、個人的には彼女の方が気にいりました。

最後の場面というかオチの場面はありがちなのですがこれはこれでロマンティックな表現としておきます。アンマは実在の有名人なのですね。ドキュメンタリー・カメラマンの存在は消化不良でした。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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