Glen Ballard Works Vol.8『Nine Lives』『The Polar Express』
2006 / 12 / 20 ( Wed )
グレン・バラードのお仕事第8回
ナイン・ライヴス
『ナイン・ライヴス/エアロスミス』(1997)

グレン・バラードがプロデュースを手がけて頓挫したアルバムにエアロスミスの
『ナイン・ライヴス』がある。結局はケヴィン・シャーリーのプロデュースで
リリースされ、バンドはグレンに対しては「ロックっぽくない」などと言ったとか、
言わないとか…この当時はバンド内のゴタゴタが多々あり、
グレンがスケープ・ゴートにされたのかもしれない。
まあダイアン・ウォーレンの曲(「ミス・ア・シング」)で
1位をなったバンドこそ「ロックっぽくない」(笑)。

さてプロデューサーとしてはアルバムに係わっていないグレン・バラードだが、
ソングライターとしては3曲にクレジットされている。内2曲は
シングル・カットされ(「フォーリング・イン・ラヴ」「ピンク」)、
もう1曲は第2のアルバム・タイトル曲と言える曲である
(「テイスト・オブ・インディア」)。ここでバンドがグレンに
求めたものはアラニスの曲が内包する「うねるメロディ」だろう。
スティーヴン・タイラーのブルース・ハープがフィーチャーされているためか
ライブでもよく演奏される「ピンク」の中盤のメロディや、
イントロのホーンから飛ばす「フォーリング・イン・ラヴ」などは
グレン流メロディの真骨頂と言える。「テイスト・オブ・インディア」に至っては
インド風味のストリングスが絡み合う様などまさにうねりまくり。
当時のバンドの状況を反映して切羽詰った空気が流れているアルバムだが、
グレンの果たした役割は小さくない。

Polar Express_OST
『ポーラー・エクスプレス/OST』(2004)

さて、グレン・バラードとエアロスミスの関係はこれ1枚で終わったが、
スティーヴン・タイラーはグレンが手がけた映画『クラブランド』に顔を出し、
グレンが手がけたLITの曲にバック・コーラスで参加したりしている。
今回取り上げるのはグレンが音楽を手がけた映画『ポーラー・エクスプレス』。
スティーヴン・タイラーも映画にアニメで出演し(?)、曲も歌っている。
このアニメ映画はトム・ハンクスの動きをパフォーマンス・キャプチャーという
手法で取り入れたことで話題になった。キャラクターがややかわいくないのが
難点。それが気にならなければかなり楽しいクリスマス映画に仕上がっている。
映画音楽担当はアラン・シルベストリ、グレンはここで歌物の担当している。
トム・ハンクスやスティーヴン・タイラーの歌う曲も楽しいが、
ハイライトはジョシュ・グローバンが歌う「ビリーヴ」。
どことなくマイケルの「マン・イン・ザ・ミラー」に似た感じの
メロディアスなバラードで、力強いメロディが印象的な1曲。
グレンはジョシュの新作『アウェイク』(2006)にも参加している。

「(タイトル未定)」エミー・ロッサム、デビュー・アルバム2007年発売
21 : 30 : 56 | デビュー・アルバム『Inside Out』 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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