『ディパーテッド』サウンドトラック2種
2007 / 01 / 20 ( Sat )
(このエントリーは以前書いたものを再録・修正したものです)
サウンドトラック
Departed [Soundtrack]
1. Let It Loose - The Rolling Stones
2. Comfortably Numb - Rogers Waters feat. Van Morrison & The Band
3. Sail On, Sailor - The Beach Boys
4. Sweet Dreams - Roy Buchanan
5. One Way Out - The Allman Brothers Band
6. Baby Blue - Badfinger
7. I'm Shipping Up To Boston - Dropkick Murphys
8. Nobody But Me - The Human Beinz
9. Tweedle Dee - LaVern Baker
10. Sweet Dreams (Of You) - Patsy Cline
11. The Departed Tango - Howard Shore Featuring Marc Ribot (dobro) and Larry Saltzman(guitar)
12. Beacon Hill - Howard Shore Performed by Sharon Isbin
 
映画鑑賞前
最後の2曲を除いて、スコア盤ではなくソング・コンピレーション。
その2曲に参加しているギタリストMarc Ribotはヴァンギャルドに
分類されがちなギタリストだがロックファンにはトム・ウェイツや
エルヴィス・コステロ(名前にも注目)のバックでお馴染みのはず。

予告で使われた2曲は印象的に使われそうだ。7はジングル代わりだろうか。
その他はどれも古い曲なのでどう使われるか想像がつかないが、
2曲収録されたSweet Dreamsは『インファナル・アフェア』の
「失われた時間(被遺忘的時光)」のように使われるか。
あるいは登場人物の心理状態が危うくなったときに
使われるかのどちらかになりそうだ。

映画鑑賞後
予告編で使われていたGimme Shelterは本編でも効果的に使われて
いただけにこちらのサウンドトラック未収録なのは残念。
とくに2度目にかかるときのShelterは何なのかを考えてみても面白い。

Comfortably Numb とI'm Shipping Up To Boston はきちんと
使われている(後者がかかる場面はいかにもといった感じ)。
残りは激しい曲は激しい場面で、そうでない曲はそうでない場面で使用。
強いて言えばBaby Blueがやや曲のイメージと違う。

ところでこの収録アーティストたちに不幸な死に方をした人々が少なくない。
The Allman Brothers Bandは二人がバイク事故。Patsy Clineは飛行機事故。
Badfingerは二人が自殺。Roy Buchananは刑務所で自殺。といった具合だ。

The Departed [Original Score]
日本盤はFLAVOUR OF SOUNDより発売中 PUCY-2524 ¥2,400

1. Cops Or Criminals Featuring G.E. Smith And Larry Saltzman
2. 344 Wash Performed By G.E. Smith
3. Beacon Hill Performed By Sharon Isbin
4. The Faithful Departed Featuring G.E. Smith And Larry Saltzman
5. Colin Performed By G.E. Smith And Larry Saltzman
6. Madolyn Performed By Sharon Isbin
7. Billy'S Theme Featuring Sharon Isbin
8. Command Featuring G.E. Smith And Larry Saltzman
9. Chinatown Featuring G.E. Smith
10. Boston Common Performed By Sharon Isbin
11. Miss Thing Performed By G.E. Smith And Larry Saltzman
12. The Baby Performed By G.E. Smith
13. The Last Rites Featuring Sharon Isbin And G.E. Smith
14. The Departed Tango Featuring Marc Ribot (Dobro) And Larry Saltzman (Guitar),
Shawn Pelton (Drums), Jamey Haddad (Percussion), Tim Le Febvre (Bass)

ソング・コンピレーション盤に続いてはスコア盤の登場。音楽担当は
ハワード・ショア。古くは デヴィッド・クローネンバーグ監督映画で知られ
近年では『ロード・オブ・ザ・リング』三部作で活躍し、
オスカーも獲得した(ピーター・ジャクソン監督の次作
『キング・コング』では途中降板したが、劇中の指揮者として
映像には残っている)。マーティン・スコセッシ監督とも
『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』と連続で仕事をしている。
そんな彼が『ディパーテッド』で選んだのは壮大なシンフォニーではなく
ギターの音色だった。緊張感のある映像に似合うのはギターだと判断したのだろう。

Sharon Isbin、G.E. Smith、Larry Saltzman、Marc Ribotという
4人のギタリストを起用している(曲目にFeaturingがつくのは
オーケストレーションがこれに加わると考えていい)。大きく分ければ
Sharon Isbinがクラシック、G.E. Smith、Larry Saltzmanが
ロック/ポップスということになる(Marc Ribotは1曲のみ参加)。

メーン・テーマといえるのはソング・コンピ盤にも収録されている
「The Departed Tango」。この曲のメロディが約三分の一の曲で
聞かれる。例えばオープニングは曲順リストに載せたように
「ギミー・シェルター」だが、中間部にこのメロディが挿入されている。

さて、エレクトリック・ギターならではの広がりのある音は
「344 Wash」「Chinatown」や「Miss Thing」「The Last Rites」の
途中から聞かれる。チャイナ・マフィアの猥雑さを表現した
「Chinatown」は聞きもの。

エレクトリック・ギターとアコースティック・ギターの対比は
そのままコリン(ギャング→警察)とビリー(警察→ギャング)
という単純な図式にはなっていなが、「Billy'S Theme 」は
アコースティック・ギターで爪弾かれる。「Madolyn」も
アコースティックなので、これは彼の性格を表すというより、
置かれた状況を表しているといえそうだ。ソング・コンピ盤に
収録されているロイ・ブキャナンといいギターづくし。

テーマ:ディパーテッド - ジャンル:映画

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