『ルワンダの涙』を試写会で観賞
2007 / 01 / 22 ( Mon )
『ルワンダの涙/Shooting Dogs(UK)/Beyond the Gates (USA)』
2007/01/27公開 公式http://www.r-namida.jp/index.html
ルワンダの涙_DVD
DVD発売:2007/9/19

『ルワンダの涙』聞くといかにも『ホテル・ルワンダ』に便乗したように聞こえますがこちらもきちんと作られた作品です。リアリティでは『ホテル・ルワンダ』より高い評価をする人がいてもおかしくありません。この映画はルワンダで撮られています。見る人が見れば「これがルワンダの風景だ」と思うのでしょうがぼくには分かりません。『ホテル・ルワンダ』はハリウッド娯楽作品だったとは言いませんが、
アメリカ人俳優が英語でルワンダ人を演じた映画でした。主人公はいわばスーパー・ヒーローで最後の勝利は約束されています。こちらの部外者であるイギリス人はルワンダの英雄にはなれません待っているのは苦い結末だとはじめから分かります。

ぼくがこの『ルワンダの涙』に感じるリアリティとは、見ている自分とあまり変わらない立場です。中心人物のクリストファー神父はイギリス人で、あくまでも彼は部外者という位置付けです。さらに現地の言葉が出るときに英語字幕は出ません。言葉は出演者の誰かが通訳をします。これが物語の中で重要な役割を果たすことになります。

『ホテル・ルワンダ』ではあえて避けていたと思われるマチューテによる惨殺場面や昨日までの隣人が殺人者に変身することも描かれています。もちろんスプラッター映画ではないので残酷なシーンのみが強調されてはいません。また登場人物が見たくもないはずなのあることにに目が行ってしまう場面、自らの偏見を正直に告白する場面も納得がいくものになっています。

『ホテル・ルワンダ』と似ているのは舞台が西洋化が進んでいる施設の学校であること、そこに国連軍が駐留し避難所になること。そして海外の放送局を使って惨状を訴えてどうにかしようとするところなどです。

英国でのタイトルは国連軍の兵士が学校の周りの死体を食べている犬を殺していいかと聞かれた神父が犬がお前たちを撃ったのかと反論するところから取られています。

新任の教師の名前はジョー・コナー、頭文字JC。ツチ族の少女はマリー。実にわかりやすくキリスト絡みの名前です。マリー役のクレア=ホープ・アシティは「トゥモロー・ワールド」のキーのほうがマリアっぽいですね。

字幕:細川直子 パンフ600円

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

23 : 00 : 41 | 試写会 | トラックバック(24) | コメント(0) | page top
<<『ポセイドン』アカデミー賞ノミネート | ホーム | 1月の告知>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://emfanjp.blog18.fc2.com/tb.php/282-2a57f636
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
「美しい日本」の担い手を育てるのは誰や
読売新聞(夕刊) 2006年(平成18年)11月29日(4面)「トイレに身隠し 恐怖と飢え体重20キロ代 ルワンダ大虐殺 肉親失った女性来日」?11月29日夕、港区の慶應義塾大学で、ルワンダ生まれのイマキュレー・イリバギザさん(36)(米ニューヨーク州在住)が、講演
[2007/01/23 10:47] 江戸摩呂日記 ~メディア千本ノック~
映画 「ルワンダの涙」
                  (C) BBC , UK Film Council and Egoli Tossell 2005
[2007/01/23 22:58] ようこそMr.G
ルワンダの涙-ShootingDogs-(試写会)
先週の【当選日記】に書きましたがブロガー試写会へ「ルワンダの涙」を観てきました。-Story-ルワンダの首都キガリにある公立技術専門学校。白人の神父・新人英語教師と生徒たちは大統領の飛行機墜落をきっかけに、さらに大きな紛争にまきこまれていく・・・。学校を拠点...
[2007/01/24 01:35] たーくん'sシネマカフェ
『ルワンダの涙』 試写会鑑賞
(C) BBC , UK Film Council and Egoli Tossell 2005 ルワンダの首都・キガリ。イギリス人のジョーは、クリストファー神父の運営する技術学校で英語教師として働いていた。ツチ族の少女マリーをはじめ、生徒たちと触れ合いながら日々を送るジョー。しかし彼はBBCのレ
[2007/01/27 23:21] 映画な日々。読書な日々。
ルワンダの涙
ルワンダの涙上映時間 1時間55分監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ 出演 ジョン・ハート ヒュー・ダンシー クレア=ホープ・アシティ ドミニク・ホルヴィッツ 評価 8点(10点満点)会場 メディアボックス試写室(試写会)  今年最初の映画も、....
[2007/01/28 13:13] メルブロ
ルワンダの涙/Shooting Dogs
昨年、日本でもようやく公開となった『ホテル・ルワンダ』。ベルギー資本のホテルの支配人ポールが大量虐殺に怯えるルワンダ人の救済を描いた作品で話題となりました。『ホテル・ルワンダ』はルワンダ人の視点で大量虐殺が描かれましたが、この『ルワンダの涙』は青年海外協
[2007/01/28 13:54] マジック・映画について思うこと
2007.1.20 ルワンダの涙
『ルワンダの涙』(上映時間:1時間55分)<1月27日公開>バイラルウォーカー ブロガー試写会1月20日(土)18:00開場/18:30開映 メディアボックス試写室1994年の春、100日間で100万人が虐殺された「ルワンダ虐殺事件」。なんだか数字が大きくてピンとこない。東京の武道
[2007/01/28 20:15] さとのししゃかい便り
ルワンダの涙(2005/イギリス=独/マイケル・ケイトン=ジョーンズ)
【VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ】海外青年協力隊の英語教師としてルワンダにやってきた英国人青年ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、英国ローマン・カトリック教会のクリストファー神父(ジョン・ハート)が運営する公立技術専門学校(ETO)に赴任する。ルワンダ
[2007/01/29 20:20] CINEMANIAX!
映画~ルワンダの涙
 「ルワンダの涙」公式サイトルワンダのフツ族対ツチ族の抗争に端を発する大虐殺事件を題材にしたシリアスな社会派ドラマ。実際に虐殺が行われた公立技術学校を中心に、オールロケで撮影された迫力の映像が見どころ。アフリカのルワンダで、フツ族によるツチ族虐殺事件が発
[2007/02/01 06:24] きららのきらきら生活
白人たちの国連旗 「ルワンダの涙」
評価:80点
[2007/02/02 01:29] 平気の平左
ルワンダの涙
ルワンダの涙 (2005)  マイケル・ケイトン=ジョーンズ監督配給:エイベックス・エンタテインメント=シナジー 無力。ただひたすらに無力。 1994年4月。ある学校を舞台に描かれる、ルワンダ虐殺をめぐる4日間。 ルワンダの首都、キガリにあるカトリック教会の神父が運
[2007/02/02 21:57] working title -annex-
「ルワンダの涙」映画感想
映画の日、映画三昧記録その2。 「ルワンダの涙」原題「Shooting Dogs
[2007/02/03 03:09] Wilderlandwandar
ルワンダの涙
昨年『ホテル・ルワンダ』で数十万人もの大虐殺(ジェノサイド)に衝撃を受けたこともあって『ルワンダの涙』は是が非でも観ておきたかった。
[2007/02/03 19:34] 古谷千秋の食い倒れ日記
ルワンダの涙を観ました。
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ出演 ジョン・ハート、ヒュー・ダンシー、ドミニク・ホルヴィッツ評価 是非ご覧ください!!先日、「ホテル・ルワンダ」を観て感動したので同じテーマのこの作品をどうしても観たくなりました。凄かったです。むごすぎます。。。同...
[2007/02/04 11:29] THE脂肪
『ルワンダの涙』
 ルワンダで起きた出来事を『ホテル・ルワンダ』とは別の角度から描いた物語。助けを求めて逃れてきたものたちも、彼らを追ってフェンスの外に群がってくるものたちも、かつては顔をつきあわせてごく普通に暮らしてきたルワ
[2007/02/20 23:31] flicks review blog II
見れてよかった 「ルワンダの涙」
大好きな映画を劇場で見るのも、しばらくはこれが見納めだろう。最初は「パヒューム」を見に行こうかと思っていたのだが、入院する前からずっと見たかった、この作品がまだ公開しているのに気がついた。「ルワンダの涙」。1994年、今からたった10年ちょっと前....
[2007/03/05 09:31] VIVA!ちどりあし
映画『ルワンダの涙』を観て
19.ルワンダの涙■原題:ShootingDogs■製作年・国:2006年、イギリス・ドイツ■上映時間:115分■鑑賞日:3月3日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ・プレミア・スクリーン(六本木)■公式HP:ここをクリックして下さい□監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ□...
[2007/03/06 07:19] KINTYRE’SDIARY
ルワンダの涙
その悲しみは心濡らした。アフリカの大地で起こった20世紀最大の悲劇。生きるための選択がそこにはなかった。100日で100万人が殺害された「ルワンダ虐殺」真実の物語。1994年4月6日の夜、アルーシャを介とした停戦協定を結ぶために、フツ族出身のハビャリマナ...
[2007/03/06 12:32] パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
映画「ルワンダの涙」見てきました。
 いつもおせわになっているKさんのオススメルワンダの涙を見てきました。この映画単館系で首都圏で5館しかやっていなくて、なかなか見に行く機会がなかったんですけど、ようやくです。
[2007/03/06 23:49] よしなしごと
ルワンダの涙~復讐の連鎖
悲しみは時間が癒してくれます。でも、あまりにも大きすぎる悲しみには、時間でさえも、何の役に立たないのかも知れません。映画を見てふとそう思いました。中東で今も続く、イスラエルとパレスチナとの戦い。アフリカで今の続く民族同士の殺し合い。憎しみの連鎖はいつ終わ
[2007/03/07 09:28] Osaka-cinema-cafe
ルワンダの涙 (T_T) Shooting Dogs
 「ホテル・ルワンダ」に続く、ルワンダでのジェノサイド事件を取り上げた作品がまたひとつ作り上げられた。それが『ルワンダの涙』である。映画の構想が生まれるまで この映画の製作者でもあり、共同執筆者でもあるデヴィッド・ベルトンは自分自身のルワンダでの体験から
[2007/06/08 00:31] 銅版画制作の日々
ルワンダの涙@我流映画評論
今回紹介する映画は、実際に起こった惨劇を描いた映画『ルワンダの涙』です。 まずは映画のストーリーから・・・・ 英国人青年ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、自分だったら何かを変えられるという信念を抱いて、海外青年協力隊の英語教師としてルワンダにや...
[2007/10/14 11:07] ジフルブログは映画・音楽・札幌グルメを紹介|GFL BLOG
映画評:ルワンダの涙
――1994年4月6日の夜。 公立技術専門学校の英国人教師、ジョー・コナーは、駐留している国連軍たちと一緒に、サッカーの試合をテレビで観戦していた。 そんな最中に、事件は起きた。 大統領の暗殺。 フツ族による虐殺が、今まさに始まろうとしていた。 二人の...
[2009/01/26 19:20] 映画と写真のブログ
『ルワンダの涙』を観たぞ~!
『ルワンダの涙』を観ました1994年にルワンダで起きた凄惨な虐殺と、この悲劇を黙殺した西欧諸国の対応を、当時BBCの報道記者として現地にいたデビッド・ベルトンが共同執筆し、実話をもとに西側の視点から描いた衝撃のドラマです>>ルワンダの涙』関連原題: SHOOTINGDOG...
[2009/04/24 08:36] おきらく楽天 映画生活
| ホーム |