『ボラット~』を試写会で観賞
2007 / 05 / 18 ( Fri )
「ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan」
2007/5/26公開 公式:http://borat.jp/
ボラット_DVD
DVD:2007/12/21発売

チラシをみるとお蔵入りか急転公開となっていますがアメリカ公開時にすでに日本版HPが存在していました。といってもこれと同じものです。当時の表記はボーラットでした。http://movies.foxjapan.com/borat/main.htmlちなみに今回見た字幕もボラットではありませんでした。

これを見る前には『バベル』と比較しようと思っていたのですが、見終わってそんな気持ちは吹き飛びました。実際には『バベル』と同じくらいに下品な場面は多い映画ですけどね。

これはモキュメンタリー(偽ドキュメンタリー)と言われていますが、予告編のナレーションを聞いて思い出したのは懐かしの「電波少年」でした。ボラットと相棒のプロデューサー以外にカメラマンがいるはずですがカメラに直接話しかける場面は一箇所だけで、その辺りは「電波少年」とは違います。ボラットが危ないことをしたときに彼を取り押さえようとする人はいるのですがカメラを止める人があまりいないのは不思議です。回想シーンが混じる場面(学習と実践になっています)が一箇所あってそこはよく出来ています。

アメリカに着いたボラットたちはまずはニューヨークやワシントンで過ごしますが、このパートはのんびりとしています。ボラットが偶然にパメラ・アンダーソンを知り、彼女にプロポーズをすると決めて西海岸へ行くことになることで、映画はロード・ムービーとなり面白くなります(彼女とトミ・リーとの結婚、プライベート・ビデオの流出の件は知っておいた方がいいかもしれません)。

ボラットたちのオンボロ車での旅はなぜか熊と一緒です。ここではたと気付きました、熊使いといえばジプシー(ロマ)。この道中はそのパロディ?劇中にはジプシー差別もありますが、検証してみましょう。一時期ルーマニアのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスなどをよく聞いていました。映画のオープニング、ボラットの故郷は映像で見たことのある彼らの出身地と似ています。なんてことはありません、ロケ地はルーマニアで、エンドロールにかかる「ワイルドで行こう/Born To Be Wild」を演奏しているのは同じくルーマニアのジプシー・ブラス楽団ファンファーレ・チォカリーアです。ボラットを演じるサシャ・バロン・コーエンがユダヤ人ということでユダヤ人批判も含めた自虐ギャグに注目が集まるようですが、これらの東ヨーロッパ的要素(あくまでも想像上のですが)も見逃せない点ではないでしょうか。

さてボロ車は保守的と思われる地域を通りながら現代アメリカ人の欺瞞を暴いてゆきます......なーんてね。本当は真面目な人をいじって遊びたいだけに違いありません。その際たるものがボラットとプロデューサーとの取っ組み合いで、ここ最近の映画で一番下品な場面です。個人的にはロデオでの熱唱よりも、教会での様子が興味深かったです。

などと言っても基本的にはバカ映画なので念のため。

字幕:林完治
追記:ファンファーレ・チォカリーアの招聘/販売元ブログの記事
http://blog.goo.ne.jp/plankton-staff/e/577dc40aeaf701fd78b01c973f1fdf05
ゴールデングローブ賞最優秀主戦男優賞ってナンデスカ?

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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コメント
--スリリングな映画--

教会のシーン、ハラハラしました。
いつだれかが爆発してしまうんじゃないかと…。
ある意味、スリリングな映画でした。
by: えい * 2007/05/18 22:11 * URL [ 編集 ] | page top
--予告に入っていなったこともあって--

あの場面はなぜか印象に残っています
過激な場面なら他にもありますけど。
TBありがとうございました。
by: JK * 2007/05/19 19:41 * URL [ 編集 ] | page top
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