『河童のクゥと夏休み』を試写会で観賞
2007 / 07 / 21 ( Sat )
『河童のクゥと夏休み』
2007/07/28公開 公式 http://www.kappa-coo.com/
河童のクゥと夏休み_DVD
DVD:2008/05/28発売

実はこの映画は『レミーのおいしいレストラン』の前に見ていました。もうキネマ旬報他の雑誌で絶賛されているのでとくに言うことはないかなと思っていたのですが、『レミー』のブラッド・バード監督がピクサーに入る前に作った『アイアン・ジャイアント』と比較したくなりこうして書きました。

原恵一監督は「クレヨンしんちゃん」シリーズ『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』で知られている人ですが、この映画は一義的にははタイトルにもあるように夏休み映画です。主人公がひと夏をトリックスター的な人物と出会い、自分を変えてゆく(あるいは見つめなおす)というパターンです。この場合本当の妖怪が登場するだけの話です。

また『アイアン・ジャイアント』だけではなくスティーヴン・スピルバーグ『E.T.』と比べられるのも分かる気がしますが、それらとの比較すると日米の文化の違いを痛感させられますトリックスターたちはパワーの描き方が大げさすぎて、すぐに国家権力にまで話が及ぶのです。この映画のクゥのパワーも危険と思われる箇所が一つあり、クゥが怖がられる原因になる場面がありますがそれはむしろすぐに評価をころころ変えるマスコミ批判の材料として扱われています。この押しの弱さは日本人の美徳です。映画もテーマとしていじめ、環境問題、マスコミ問題を扱っていますが実にサラッとしています。

映像としては遠野の風景や川で泳ぐ姿、そしてラストに訪ねる土地の美しさ、さらにクゥがお世話になる上原家周辺の風景もよく出来ています。ストーリーとしては遠野でのある種の悲しい結論を経て
帰宅しての大騒ぎとその頂点となる東京タワーでの出来事へ……、普通ならここで終わっています(この映画は2時間18分)。しかし、その後の静かに時間が流れるラストパートの余韻こそがこの映画の一つの見所です。これはアメリカの人にはどう映るのでしょうね、ということで先頭に帰るわけです。

あと、犬のオッサンにも注目!

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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