
『パンズ・ラビリンス』サウンドトラック
アカデミー賞作曲部門ノミネート。音楽ははハビエル・ナバレテ、ギレルモ・デル・トロ監督作品では『デビルズ・バックボーン』を担当している。収録時間はCD一杯、こういのは最近では珍しいか、劇中のスペイン歌謡(?)はなし。
メーンとなるのは公式HPや予告編で流れている(9)の子守唄のメロディー。脚本の英語版によればこれはガリシアのメロディとのこと。ガリシアといえばケルト文化圏であり、アイルランドのザ・チーフタンズが全世界的に紹介したパイパーのカルロス・ヌニェスが有名である。映画『海を飛ぶ夢』『ゲド戦記』のサウンドトラックに参加したので知っている人も多いだろう。
この曲のバリエーションは(1)(13)(19)(20)(21)等でかで聞かれるが、同じような役割をする曲がもう一曲くらいはほしかったところだ。解説ではワルツがそれに当るとあるが印象は弱い。(5)(7)(11)(18)等できおり聞かれる低音の響きやコーラス等はハワード・ショアの『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを連想させて良い。
全体的には良い出来だが、長い分だけ各曲の印象を弱めているように感じるのはやや残念。CDはピクチャー・ディスク仕様。大木とフォーン(パン)が重なり合ったデザインは面白い。






