『スパイダーウィックの謎』を試写会で観賞
2008 / 04 / 21 ( Mon )
スパイダーウィックの謎/THE SPIDERWICK CHRONICLES
2008/04/26公開 公式:http://www.sw-movie.jp/
スパイダーウィックの謎
DVD 2008/09/26発売

『ハリー・ポッター』、『ロード・オブ・ザ・リング』に始まるファンタジー映画ブームも多く作られ、レベルも下がり食傷気味の人も多いでしょう。それでも「あー、またファンタジーものかと」と思って意外な佳作を見逃すのは惜しいです。この『スパイダーウィックの謎』はベテラン脚本家ジョン・セイルズが参加しているだけあって思ったよりも悪くありません(逆に言うとさすがにベテラン!というほどの出来ではありません)。

まずは母子3人が(アーサー・スパイダーウィック氏が住んでいた)問題のある家に引っ越します。その切っ掛けが離婚だと聞いて、アメリカ映画によくある設定だと思ったら、原作も同様のようです。たしかにありがちですが、これが最後に少し効いてきます。その家にはアーサーが記した妖精図鑑を開けたことが災いを呼ぶという設定は『指輪物語』の指輪を思い出させます。

キャストは母親にメアリー・ルイーズ・パーカー、ドラマ『Weeds ママの秘密』ではマリファナを売る役を演じています。映画ではアーサー・スパイダーウィックの娘が父親は妖精にさらわれたと言って施設に入れられています。この配役はドラッグをやる人も妖精を見ると言う人も普通の人にとってはほぼ同じだということを言っています。双子の男の子はフレディ・ハイモアが二役で演じています。彼の優等生的なところが嫌いな人にはこうしてやんちゃなキャラもある方が面白いのではないでしょうか(とことん嫌いな人には苦痛が二乗?)。姉を演じるのはサラ・ボルジャー、ジム・シェリダン監督の『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』で実の妹エマと姉妹を演じていた彼女も大きくなりました(微妙な姿に成長しなくてよかった!)。ここではフェンシングで活躍します。デヴィッド・ストラザーンはこの手の映画にありがちな空気を読めない学者肌で、普通の人から見ると変人です。続いては声の出演陣、ニック・ノルティはラスト・ボスに決まっています。『サタデー・ナイト・ライブ』で知られるマーティン・ショートも出演していますが、若手のコメディ俳優セス・ローゲンがトリックスター的なおいしい役割を演じています(公式に名前がないのはなぜ?)。

クリーチャーはたくさん出てきますが怖そうに見えてもファミリー映画なのでそれほど怖くありません。また造形は一昔前のパペット等を連想させてツルツルしたCGの質感とは違うのがこの映画のいいところです。撮影はエミリー&ズーイーの父親キャレブ・デシャネル、『パッション』、『パトリオット』といったメル・ギブソン作品でアカデミー賞にノミネートされていますが、『グース』、『ライトスタッフ』といった特異なシチュエーションの映画を撮っていることをお忘れなく。グリフィンに乗る画などもいいですが、風の精(だったかな)が住む場所の淡い色調などはきれいに撮れて、物語をダーク過ぎないものにしています。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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