奇跡のシンフォニー/August Rush
2008/06/21公開 公式:http://www.kiseki-symphony.com/

DVD 2008/10/22発売
映画なんて所詮はフィクションなのである程度のご都合主義も許せます。転校初日に異性と運命的な出会いをすることに疑問を持ってはいけません。この映画はいい意味でも悪い意味でも作り物っぽい映画です。「ロック・ミュージシャンとチェリストが運命の出会いをして結ばれるも、親の反対で引き裂かれ、妊娠中の彼女は事故に遭い流産してしまう。と思ったら二人の子供は生きていて養護施設で暮らし、まだ見ぬ両親が迎えに来てくれることを信じていた」と言う内容で、演じるジョナサン・リース=マイヤーズとケリー・ラッセルは文字通り美男美女です。まあそれにしてはフレディ・ハイモア君は雰囲気が似ていません(二人は目が印象的)。ハイモアの不幸な役はもういいよと思いながら、やはりはまります。彼はいわゆる絶対音感の持ち主のようで街の雑音も音符で聞こえます。音楽の天才なのでギターもすぐに弾けます(ハイ、ここまではOK)。これを何の不思議に思わなければ、ピアノもすぐに弾きこなし、音符もコードも少しの勉強で理解でき、ジュリアード音楽院に入学して、トップの成績を収めて年度を代表する曲も作曲することも受け入れられるはずです。いやー、よく出来た話ですね(音楽院に入学した辺りで身元が分かりそうなものだと思います)。
監督はジム・シェリダンの娘のカーステン・シェリダン、自らの少女時代を題材にした父の映画『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』では父ともに脚本も担当。美男美女が出会う場面で流れるのはヴァン・モリソンの「ムーンダンス」(最後の「オーガスト・ラプソディー」はこの曲の旋律が入っているので盗作で訴えられたら絶対に負けます)、演じているのがジョナサン・リース=マイヤーズなのでバンドマンはかなりの確率でアイリッシュ。だとしてもアイルランド人の描き方としては"正しいことをしても報われない"という、それこそ『ザ・コミットメンツ』的でやや古く感じます。IMDbのGenreの項に直接関係のないチャールズ・ディケンズがありますが、ロビン・ウィリアムズはまさにその世界の人(なので、現代人としては違和感があり)。そういえばオープニングの施設の様子もディケンズ的でした。毎度お馴染みどんな映画にも出ますのテレンス・ハワードはここでは可も不可もなし。
アカデミー賞にノミネートされた「レイズ・イット・アップ」は悪い曲ではないですが、本筋とはあまり関係ありません。その後に出てくるパイプオルガンはやはりいいですね、豊洲のららぽーとにあるのでまた聞きたくなりました。ということで出来すぎた話なのでそれが気になる人はだめだと思います。オープニングの別々の演奏場面、エンディングで二人が運命に引き寄せられる場面はまあまあ。

『ムーンダンス』ヴァン・モリソン
2008/06/21公開 公式:http://www.kiseki-symphony.com/

DVD 2008/10/22発売
映画なんて所詮はフィクションなのである程度のご都合主義も許せます。転校初日に異性と運命的な出会いをすることに疑問を持ってはいけません。この映画はいい意味でも悪い意味でも作り物っぽい映画です。「ロック・ミュージシャンとチェリストが運命の出会いをして結ばれるも、親の反対で引き裂かれ、妊娠中の彼女は事故に遭い流産してしまう。と思ったら二人の子供は生きていて養護施設で暮らし、まだ見ぬ両親が迎えに来てくれることを信じていた」と言う内容で、演じるジョナサン・リース=マイヤーズとケリー・ラッセルは文字通り美男美女です。まあそれにしてはフレディ・ハイモア君は雰囲気が似ていません(二人は目が印象的)。ハイモアの不幸な役はもういいよと思いながら、やはりはまります。彼はいわゆる絶対音感の持ち主のようで街の雑音も音符で聞こえます。音楽の天才なのでギターもすぐに弾けます(ハイ、ここまではOK)。これを何の不思議に思わなければ、ピアノもすぐに弾きこなし、音符もコードも少しの勉強で理解でき、ジュリアード音楽院に入学して、トップの成績を収めて年度を代表する曲も作曲することも受け入れられるはずです。いやー、よく出来た話ですね(音楽院に入学した辺りで身元が分かりそうなものだと思います)。
監督はジム・シェリダンの娘のカーステン・シェリダン、自らの少女時代を題材にした父の映画『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』では父ともに脚本も担当。美男美女が出会う場面で流れるのはヴァン・モリソンの「ムーンダンス」(最後の「オーガスト・ラプソディー」はこの曲の旋律が入っているので盗作で訴えられたら絶対に負けます)、演じているのがジョナサン・リース=マイヤーズなのでバンドマンはかなりの確率でアイリッシュ。だとしてもアイルランド人の描き方としては"正しいことをしても報われない"という、それこそ『ザ・コミットメンツ』的でやや古く感じます。IMDbのGenreの項に直接関係のないチャールズ・ディケンズがありますが、ロビン・ウィリアムズはまさにその世界の人(なので、現代人としては違和感があり)。そういえばオープニングの施設の様子もディケンズ的でした。毎度お馴染みどんな映画にも出ますのテレンス・ハワードはここでは可も不可もなし。
アカデミー賞にノミネートされた「レイズ・イット・アップ」は悪い曲ではないですが、本筋とはあまり関係ありません。その後に出てくるパイプオルガンはやはりいいですね、豊洲のららぽーとにあるのでまた聞きたくなりました。ということで出来すぎた話なのでそれが気になる人はだめだと思います。オープニングの別々の演奏場面、エンディングで二人が運命に引き寄せられる場面はまあまあ。

『ムーンダンス』ヴァン・モリソン






