『アクロス・ザ・ユニバース』試写会
2008 / 08 / 03 ( Sun )
アクロス・ザ・ユニバース/Across the Universe
2008/08/09公開 公式:http://www.across-the-universe.jp/
アクロス・ザ・ユニバース デラックス・コレクターズ・エディション
DVD 2008/12/19発売

映画『フリーダ』や舞台『ライオンキング』のジュリー・テイモアによるビートルズ・ナンバーのみで構成されたミュージカル映画です。当然音楽雑誌にも色々な記事がありますが、ルーシーを演じるエヴァン・レイチェル・ウッドに関する記述があまりないのはどうしてでしょう。グリーン・デイの「ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ」(『アメリカン・イディオット』)での彼女の演技と、そこで彼女と共演しているジェイミー・ベルが主演した『リトル・ダンサー』を見ておくとこの映画のイントロとして楽しめます。この二人は付き合っていましたが、現在のエヴァン・レイチェル・ウッドの恋人はマリリン・マンソンです。付き合い始めてすぐに彼女を使ってポルノもどきのPVを撮ってひんしゅくを買っています。まるで現代版ジョン&ヨーコ、男女逆バージョンのよう!ジュードを演じるのは『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェスですが、この映画の先なのでまさに抜擢という感じです。

既成の曲を使ってミュージカルを作るという点では『ムーラン・ルージュ』などと同じですが、『ムーラン・ルージュ』がロマンス映画なのでラブ・ソングを使えばだいたい当てはまるのに対して、こちらは恋愛から社会問題までカバーしなくてはならず、ときには無理を感じる選曲も少々あります。オープニングでは同じ曲を使いながら英米の文化の違いを見せるのですが、どうもアメリカ側の作り物っぽくて入り込めませんでした。舞台のセットだと思えばいいのでしょうが、そういったことが所々では気になりました。あとは集団で踊りだすのも人によっては気になるかもしれません。

ジュードとルーシーの物語としては必ずしもうまく機能していないように感じ、むしろセディ(ジャニス・ジョプリンのような女性ボーカリスト)とジョジョ(ジミ・ヘンドリックスを思い起こさせるギタリスト)の物語の方が歌詞のはまり具合とあわせて良かったのですが、そんな二人の物語では誰も映画にしないと思います。幻想的な映像が出てくる場面は少なくないですが、ここはもう一つでした。映像と音楽のはまり具合では「アイ・ウォント・ユー」(やりすぎな感もあり)、予想とやや違った「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、ジェフ・ベックのギターがやはり素晴らしい「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」が印象に残りました。ゲストではU2のボノが短い出番ながらも撮られることに慣れているようで、うまくこなしていました。『フリーダ』主演女優賞サルマ・ハエックはもう40過ぎなのにセクシー衣装で見せてくれます。

使われるのはビートルズの有名曲なので物語とシンクロしたときのインパクトは強く、本編ラストなど思ったよりもグッと来ました。監督のメッセージはラブ&ピースなのでしょう。しかしそれがあまり響いてこないのはその対極にある死に対する描き方が出来ていないからだと思います。それでもジム・スタージェスorエヴァン・レイチェル・ウッド主演の映画としてみるとよく出来ています。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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[2008/11/18 15:14] ?DVD?????餫?
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