『Dare』関連作品。サンドラ・バーンハード出演映画『キング・オブ・コメディ』
2008 / 09 / 14 ( Sun )
キング・オブ・コメディDVD
The King of Comedy /キング・オブ・コメディ(1983)

サンドラ・バーンハード出演映画で彼女が評価され、入手もしやすいとなるとこの映画か、監督はマーティン・スコセッシで主演はロバート・デ・ニーロ。そのわりにあまり話題にならないのは前後の作品の印象が強いからだろう。これはこれで悪くない。コメディアンのジェリー・ラングフォード(ジェリー・ルイス)を追いかける男女のファンの過剰な行動を巡る悲喜劇だが、ストーカーやストーカー防止法といった言葉がお馴染みになった現在の方が分かりやすい(今映画化したらもっときつい表現になっていただろう)。

ジェリーが番組終了後のスタジオから出て車に乗り込もうとするとマーシャ(サンドラ・バーンハート)がすでに乗り込んでいた。ルパート・パプキン(ロバート・デ・ニーロ)は彼女を追い出し、そのままジェリーの車に乗っている。コメディアン志望のパプキン別れ際にジェリーが言った連絡して来いという言葉を真に受けてしまう。


ここからしばらくパプキンの妄想(ジェリーに認められ、番組に出るように言われる、実際に番組に出る等々)と現実が交差し、彼が危ない人間であることが描かれる。そしてこれも妄想だと思っていた場面が現実だったこちらが気付くころから話が動き出す。この映画では鏡が多用されるが、これはパプキンが見ている自分/世界と、他人が見ているパプキン/世界との違いを表す。そして、日本でもよく見る録音中に母親の「××ちゃん、ご飯よ~」というのが出てきて笑える。そしてパプキンはジェリーのスタッフからいい素質があるので劇場に出て修行しなさいと言われる。彼はそれに従おうとはしない、人前で芸を見せたことなのだないのだ。また去年あった脚本家組合のストのときにも少し話題になったがこうしたトーク番組でも脚本がいるのということも再確認できる。

結局ジェリーが言う連絡して来いというのは逃げるための言い訳だと気付いたパプキンはマーシャと組んで彼を誘拐監禁し、彼の番組に無理やり出ると言う計画を実行する。ここではパプキンが番組に出る様子よりはジェリーを自宅に監禁したマーシャの方が面白い。ジェリーをテープでがんじがらめにし、ディナーを用意し、歌いながら彼に迫る(ちなみにサンドラ・バーンハートは音楽アルバムも出している)。怖いファンと言うと数年後の『ミザリー』もあるが、ありそうという意味ではこちらもなかなかものだ思う。またパプキンのパートの番組前のばたばたした雰囲気は、前半のニューヨークの街並みとともにこの映画の見所の一つだ。

さて映画のラストはアンディ・ウォーホル「15分で誰でも有名人になれるだろう」という有名な言葉を考えれば、あれはありえないことをラストに持ってくる映画的な趣向のひとつ、もしくはパプキンの妄想の続きと考えてみるのもいいだろう。

映像特典はオープニングで使用されたジェリーの番組の完全版。マーティン・スコセッシとサンドラ・バーンハードが当時を振り返る映像もあり。

エミー・ロッサム出演映画『Dare』詳細不明
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