『アイアンマン』を試写会で観賞
2008 / 09 / 21 ( Sun )
アイアンマン/IRON MAN
2008/09/27公開 公式:http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/
アイアンマン
DVD 2009/03/18発売

マーベル・コミックの子会社の自社製作第一弾としてアメリカでは『インクレディブル・ハルク』より先に公開された本作ですが、本編終了時に「エンド・クレジット後にも映像があります」とアナウンスされるのは余計なお世話です。アメリカン・コミックの映画は永久に次作に続くのがお決まりなのです。それを知らなくてもこの場合はどんでん返しではなく、本編とはまったく関係ない人物が出てくるのでなんとなく「次作に続く」と分かればそれでいいのです。気になる人はここでも見ておいてください。

物語は巨大軍事企業スターク・インダストリーズのCEOトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は新兵器のデモンストレーションに行ったアフガニスタンでテロ組織に襲撃、拉致されてしまいます。襲撃された際に重傷を負ったスタークは彼と同じようにテロ組織に拉致されていた医師によって人工心臓を取り付けられ助けられます。トニー・スタークはテロ組織にデモンストレーション使用したのと同じ武器を造れと命じられ、その武器を造るふりをしてパワードスーツ(アイアンマン)を造りだして脱出します。

このときにトニー・スタークは自社の兵器がテロ組織に使われていることに気付きます(帰国してから彼は記者会見で兵器製造をやめることを発表)。この辺りは『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』を思いしますが、あちらが敵の敵は味方というものだったのに対して、こちらはもっと分かりやすいものになっています。もちろんこれはアメリカがばら撒いてきた武器が世界中で使われ、めぐりめぐって自分たちを苦しめると言う図式でもあります。

ストーリー自体は驚きやひねりはないこの映画ですが、実はトニー・スタークがアイアンマンになっているときよりもアイアンマンを造っているときやオフのときが面白いのです。それはつまりロバート・ダウニー・Jrが顔を出しているときがとても良いということです。メカ造りに熱中しているときの発明家トニー・スタークの表情と「いやー、廃材からこんなもん造っちゃったよ」というロバート・ダウニー・Jr.のちゃめっ気、この二つが出たり入ったりする姿が見所です。さらには超セレブにしてプレイボーイという面も恥ずかしがることもなく演じるロバート・ダウニー・Jrが実にお見事。映画の中で寝たのは一人だけですが、その向こうに何人もの女性の姿が見えます。その一方でグウィネス・パルトロー演じる秘書のペッパー・ポッツとは惹かれるところがあっても一線を越えません。アカデミー賞受賞後いい使われ方をされなかったグウィネス・パルトローですが、これはうまい使い方ではないでしょうか(もちろんヒーロー物のヒロインとしてお約束としてヒーローの危機に巻き込まれる場面はあります)。でもパート2があればトニー・スタークとペッパー・ポッツ嬢の関係が深まることはなく、実はきょうだいだったと言う風になりそうな気がします。二代目社長であるトニー・スタークが軍事産業から撤退するということは父親の否定であるのでその辺も描かれるのではないでしょうか。

初めに言ったように話の展開はありきたりなので最後の敵の存在には驚かないのですが、ここでは敵側メカが注目です。重厚というと聞こえはいいですが、やや古臭くごついデザインでこれを考えた人の頭の中は冷戦時代のままなのではないかと感じされるのが面白い点です。アイアンマンのアクション自体はアフガニスタンに逆襲しに行く場面が単純に一番かっこいいです。最後に記者会見でアイアンマンが何(誰)なのかという質問があるのですが、よく考えてみるとアメリカの一般市民はアイアンマンをほとんど知らないので、敵か味方かも分からないはずです。ここはこの映画の弱い点です。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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