『ブーリン家の姉妹』を試写会で観賞
2008 / 10 / 17 ( Fri )
ブーリン家の姉妹/The Other Boleyn Girl
2008/10/25公開 公式:http://www.boleyn.jp/
ブーリン家の姉妹
DVD 2009/03/18発売

エリザベス一世の父親で英国国教会設立の切っ掛けになったヘンリー8世(エリック・バナ)を巡る姉妹の映画です。性格の悪いアンをナタリー・ポートマン、性格のいいメアリーをスカーレット・ヨハンソンが演じます。英国版大奥なドラマかと思って見ているとセリフは思ったよりも現代的。そのように感じてしまうのは少し前に『ミーン・ガールズ』を見て、原作を読み頭の中がすっかり女子高生だからです(ウソ)。「彼、デートではどうだった?」「うふっ」なんて具合のガールズトークもあります。フランスから帰国したアンが心身掌握術を身に付け、それを駆使して王妃まで上り詰める姿はまさにクイーン・ビー/女王蜂!主体性にやや欠け流されやすいメアリーは板ばさみの傍観者?お相手となる男子は王子様ならぬ国王陛下!それでも「やっぱり姉妹ね」というありがちなところに収まる場面もあることはあります。脚本は『クィーン』のピーター・モーガン、歴史物の登場人物を現代人としてとらえ直した映画にソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』という珍作がありましたが、あれが音楽や画で「いかにも現代風ですよ」と説明する出来の悪い映画だったのと比べると、こちらは脚本のみでそれを訴えている分だけ高度です。もっとも監督にそういった意識はあまりないようで、表面上はわりと普通な歴史物です。となるとこのような現代的な要素が多いという解釈は間違っているのかもしれません。

ダブル主演と言うよりはやはりナタリー・ポートマンが主役でしょう。ヨゴレ役という意味では先日見た『宮廷画家ゴヤは見た』での演技のほうがインパクトは強いですが、ヘンリーの関心を引くことを親から期待され、それに自らのミスで失敗。妹に王を持って行かれ、秘密の結婚にも失敗しフランスへ逃亡。やがて帰国し、そこで身に付けたテクニックによって宮廷で人気者となり、ヘンリーからアプローチされるようになり、王妃になることを望み、王にさらなるプレッシャーをかけてそれに成功する。これだけのことをこなすのはナタリー・ポートマンでないと無理です。堕落の様が『スター・ウォーズ』を思い出せるのも面白いところです。一方スカーレット・ヨハンソンは性格がいいと言ってもお口をポカーンと開けているだけのような気もしますが、役回り上仕方ないでしょう。気になったのは眉が薄いせいか目つきが悪く映っている点です。しかし、この映画はブーリン家を始めてとしてまともな登場人物のほとんどがほとんどいません。例外はキャサリン・オブ・アラゴン(演じるのは『ミツバチのささやき』のアナ・トレント)くらいでしょう。

アンの最初の結婚が事実かどうかは知りませんが、ヘンリーの離婚問題とうまくリンクさせていると思いました。後半のアナの描写はあっさりしている気もしますが、彼女については有名なのであれでいいと思います。映画『エリザベス』でエリザベスのイメージが植えつけられているせいか、アンとエリザベスがよく似ているという印象が持てます。『ゴールデン・エイジ』に出ている俳優も出演しています。衣装は『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』のサンディ・パウエルです。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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