『スター・トレック』を試写会で観賞
2009 / 05 / 25 ( Mon )
スター・トレック / Star Trek
2009/05/29公開 公式:http://startrek2009.jp/
スター・トレック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
DVD 2009/11/06発売

マニアが多いことでも知られる『スター・トレック』シリーズ、テレビ版はもとより映画版もきちんと見たことがないような人間ですが、見てきました。どのくらいのレベルかと言うとスポックの名前はさすがに知っていますが、ウフーラ役のゾーイ・サルダナがスピルバーグの『ターミナル』がトレッキーを演じていることは分かってもどれがスタトレ・ネタかまではよく分からないレベルです。

最近お馴染みのシリーズ仕切り直しモノである本作は『LOST』等のJ・J・エイブラムスが製作と監督を任され、USSエンタープライズ・クルーたちの若き日々が比較的認知度の低い俳優たちによって語られます。カークは『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』のクリス・パイン、カークが成長する姿は予想以上に良く今後に大いに期待が持てます。スポックは『HEROES』サイラー役で知られるザカリー・クイント、スポックはその外見上どうしてもコスプレ調になるのですが、バルカン人と地球人の血で揺れる姿もきちんと表現し、サイラーでも見せた謎の男な感じがよく出ていました。日本ではジョージ・タケイが演じたことで有名なミスター加藤ことヒカル・スールーはジョン・チョー、予告編でも見せた戦闘シーンが短いながらも印象に残ります。ロシア人のパーヴェル・チェコフはアントン・イェルチン、『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』を見たばかりなのであの高校生がそのまま抜け出してきたような感じがします(劇中では17歳と言っていたはずです)。ロシア訛りの英語を披露しますが、彼もロシア生まれです。スコッティはサイモン・ペッグ、エドガー・ライト組として知られる彼ですがエイブラムス監督の『M:i:III』にも出演していました。途中参加なのですがいい仕事をしています。それと比べると最初からいるのに目立たないマッコイはカール・アーバン、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ボーン・スプレマシー』に出ている人にしてはあまり活躍の場が与えられなくて残念です。ほかにはエリック・バナ、ウィノナ・ライダー、レイチェル・ニコルズなどもいますが、初登場時に気付かないと最後まで気付かないかもしれません。

映画はUSSケルヴィンに乗船していたカークの父親が、艦の危機を英雄的行為で救うところから始まります。このときに父親は死に、カークは生まれ、この事態の要因を作った敵はその後のカークの危機にも関係することになります。次はカークの少年期に話が飛び、意外と少ないのが士官学校(?)時代でした。まあそこに重点を置くと別の映画になりそうなのでそれはそれでいいと思います。ここで重要なのはカークとスポックが出会うことです。しかも最悪の出会いです。ここで父親のいないこともあって(?)ヤンチャと言うよりは人間的に未熟なカークを描いておいてエンタープライズでの成長を見せ、同時に冷静なスポック(こちらはこちらで感情的になる場面もあります)と対比させています。エンタープライズに迫った危機はカークやスールーの活躍(アクションとしては一番いい場面です)によってとりあえず回避されます。その一方でスポックには悲劇が起きます。そのことによってカークとスポックは対立しカークが追い出されます。物語はここからタイム・スリップ要素が入り込むので少しややこしくなりますが、全体の流れからするとカークとスポックが互いに補完しながらやって行かないとうまく行かないと言いたいのでしょう。

映画全体としてはボクのような初心者にもやさしい作りで好感が持てるのですが、不満を言うとするとエンタープライズのデザインや船内があまり美しくない点です。敵の禍々しい船はデザインも素晴らしかっただけに残念です。脚本としては各キャラクターの見せ場を作りながらもカークとスポックの物語として語るという目的はうまくこなしていると思うのですが、それ以上のものがあるかというとやや疑問です。タイム・スリップを使うことは安易なようですが、歴史の流れは一つではなく、すでに変わってしまっていることで、続編を作る際にもこれまでのドラマや映画を無視することが可能になります。その意味では新『スター・ウォーズ』とは違って余白は大きいわけです。その一方で、どこで止めたらいいのか分からなくなるという弱点もあります。そう考えると見極め時が難しいなと思いますが、仕切りなおしの1作目としては上出来でしょう。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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