『サンシャイン・クリーニング』試写会。 『それでも恋するバルセロナ』よりはいい
2009 / 07 / 07 ( Tue )
サンシャイン・クリーニング / Sunshine Cleaning
2009/07/11公開 公式:http://www.sunshine-cleaning.jp/
サンシャイン・クリーニング [DVD]
DVD発売日: 2010/03/03
『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスと『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントが田舎の姉妹を演じるコメディ映画です。実はこの二人は『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』でも共演していますがブラントの出番は少しでした。エイミー・アダムスは高校時代はチアリーダーで人気者でも今は子持ちの独身、学生時代にアメリカン・フットボール選手だった恋人(今は警官)と不倫中というローズ。あちらの奥さんはまた妊娠しているとかで、この不倫に将来はありそうにありません。自分では不動産の勉強をしていると言っていますが、現実はハウスクリーニング止まりです。エミリー・ブラントが演じるノラはゴス・メイクからも分かるように現実に不満を抱え、自分らしさも見つけられず仕事もすぐに辞めてしまいます。

高給を求めてローズは事件現場クリーニングを妹と始めます。事件現場クリーニングといえば春先にレニー・ハーリン監督の『ザ・クリーナー 消された殺人』という映画を見ました。サミュエル・L・ジャクソンと娘役のキキ・パーマーがいい味を出していた映画です。サミュエル・L・ジャクソンがやるとさすがにプロの仕事という感じがしてきます。それに対してこちらはかなり怪しいというか、当初はルールを知らずに誤った処分をしてしまいます。また日本映画『おくりびと』と同じようにこの仕事をしていることを言うのが恥ずかしいと思う話は当然に出てきて、女性なのでその部分が強調されます。そのときのローズの表情は見ものです。

さて、この映画の売りのひとつが『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフが作った映画ということですが、そう思ってみると少し拍子抜けしてしまうように思います。あちらは多くのキャラクターが個性的でうまく描かれていたと思うのですがこの映画では面白いキャラクターではあっても、それをうまく生かすだけの物語は出来上がっていないようです。一番期待外れが姉妹の父親ジョーを演じる『リトル・ミス・サンシャイン』組のアラン・アーキンでした。お金を作るためにエビを売ろうとしてうまくいかないのですがあれを見ても彼がこれまでにどのような生活をしてきたのかがあまり透けて見えてきません。学校でトラブルを起こし、校長から薬での治療を勧められるローズの息子、オスカー(注意欠陥症かな)。彼を見守る祖父ジョーの姿は良いです。『カポーティ』でペリー・スミスを演じたクリフトン・コリンズ・Jrによる片腕の専門店店員も印象に残りました。途中でノラが知り合った女性(メアリー・リン・ライスカブ)の謎はあの程度の方が効果的だと思います。ノラは自分たちと同じように、彼女が母親との問題を抱えていると思ったから近づいたわけですし、姉妹も母親問題にはきちんと結論が出せて良かったのではないでしょうか。ラストをあのように持ってくるならローズのクリーニング技術の才能が特別なものであることを示したほうが良かったと思いますが、もそれなりに納得できると思います。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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映画『サンシャイン・クリーニング』を観た感想
★★★特殊な「お仕事」の割には、ストーリーはサスペンスでもなんでもない。普通のホームドラマだ。学生時代は勝ち組だったローズが負け組になり、家族のためにもこの「お仕事」で頑張ろうという心意気は応援したくなった。さわやかで好感が持てた。
[2009/07/12 21:16] 映画初日鑑賞妻
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