『サブウェイ123 激突』試写会 『幸せはシャンソニア劇場から』より娯楽度は高いかも
2009 / 09 / 01 ( Tue )
サブウェイ123 激突 / The Taking of Pelham 1 2 3
2009/09/04公開 公式HPhttp://www.sonypictures.jp/movies/thetakingofpelham123/

サブウェイ123 激突 コレクターズ・エディション [DVD]
DVD:2010/02/24発売

トニー・スコット監督の新作です。以前から思っていたのですがトニー・スコットが多少落ちぶれてもデンゼル・ワシントンと仕事ができるうちはなんとか大丈夫ではないかということを『デジャヴ』をみたときに思いました。本作が中ヒットにとどまり、次にこの二人が組む予定だった『Unstoppable』から一度はワシントンが離脱したと伝えられましたが、最終的には出演するようなので監督にはもう一ふんばりしてほしいです。派手なクラッシュやうるさい編集で嫌いな人が少ないらしいトニー・スコットですが個人的には目が疲れるほどではありませんし、クラッシュも派手ではあっても派手すぎるまで行くか行かない(ここが重要)ぎりぎりのところでとどまっていると思います。『ホット・ファズ』のように彼のスタイルを取り入れる作家もいることですし、今後にも期待したいです。

さてデンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタという二大スターが地下鉄ハイジャックを解決しようとする地下鉄職員とハイジャック犯に扮しての共演する映画です。デンゼルの『アメリカン・ギャングスター』のようにこの手の企画はどちらかが損をします。今回はデンゼルではないでしょうか。この二人は両方ともに一般人に近い立ち位置です。とはいってもトラボルタは銃をバンバン撃つような人間で、それなりの過去があったことが途中で分かりますが元軍人といったような設定ではありません。一方デンゼルはややメタボリック体形で、本来なら管理職ながら汚職疑惑(ここで日本が登場します)のために現場にいるという設定です。奥さんとの会話にふつうの人らしいところがあってここは気に入っています(そういえばこの映画は女性がほとんど出てきません)。というわけで悪役を楽しそうに演じているトラボルタですが、極悪人というところまでいかないのが良いのではないでしょうか、ただしあまり頭が良いようには見えないのが難でした。

今回は70年代映画『サブウェイ・パニック』のリメイクということできちんと枠組があるせいかトニー・スコット節は押さえ気味ですが、ラスト近くにあるカー・チェイスなどは良くも悪くもトニー・スコットという感じです。それでも現金輸送中のクラッシュには苦笑しました。今回、編集がうるさいことはあまりないのですが、ニューヨークを上空から捉えたショットは思ったより凝っているのではないでしょうか。ハイジャックされた車両からのWEB中継という要素もこの監督らしいのですが、これをめぐってもっと緊張感を出せたと思うとあまり効果的ではないのは残念です。

主役の二人以外ではハイジャック一味にラテン系のルイス・ガスマン、警察から来たキザな交渉人にジョン・タートゥーロ、経済界出身でありながら離婚の危機にあるニューヨーク市長にジェームズ・ガンドルフィーニという具合になっています。ややでき過ぎの人種構成になっていますが、現実と照らし合わせてみるとけっこう面白いと思います。

サスペンスとして見ると地下鉄の車両がハイジャックされるところまでの描き方がやや弱く二人の顔の見えない交渉も腹の探り合いまでならないのですが、映画を見ている間はさほど気にならないので娯楽映画としてはこのくらいでもいいかと思います。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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