『ジェニファーズ・ボディ』試写会。 『ヒックとドラゴン』とは逆、女の世界だが描き方は適当
2010 / 07 / 28 ( Wed )
ジェニファーズ・ボディ / Jennifer's Body
2010/07/30公開 公式:http://www.jennifers-body.jp/
ジェニファーズ・ボディ (完全版) [DVD]
DVD:2010/10/08発売

一時期ジェシカ(アルバ、シンプソン、ビール)がセクシー女優/歌手と言われていましたが、個人的にはそれより上の世代のジェニファー(コネリー、ラブ・ヒューイット)のほうが好みです。とくにコネリー嬢のお姿は今見ても壮観。『ジュノ』の脚本家ディアブロ・コディがそれを意識したかどうかは知りませんが、タイトルロールのジェニファーを演じるのはセクシー・イメージで売っているミーガン・フォックス。ところがこの映画はセクシーな場面が多くありません。それはホラーでお約束の中身空っぽのバカ女が男といちゃつく場面がないからです(彼女はその後に観客の希望通りに殺人鬼に殺されるわけです)。つまりそれはジェニファーが殺す側にいるということです。それでもサービス場面を作ろうと思えばいくらでも作れるわけですが、それをする気はないようで、セクシー女優という言葉がいかにイメージのみが先行し、実体を伴っていないことがよく分かります。まあミーガン・フォックスの演技力もあやしいですし、逆にそれをうまく利用とする様子もうかがえません。

これは一応女性友情モノになっていて、ネガネ女子ニーディを演じているのはアマンダ・セイフライドです。『ミーン・ガールズ』も今は昔、前半は地味に徹していますが、最終盤はジェニファーに負けず劣らず怖い表情を見せます。元々目つきが悪いので(失礼!)このくらいは余裕でこなします(彼女がジェニファーでも面白かったと思います)。そして最終盤での彼女の表情はこの映画の一番の見ものだと思います。ニーディがボーイフレンドといる場面は唯一ほほえましい場面となっていて、これがあるので終盤の彼女の行動が正当化されているというか、すっきりはしないのですがある程度納得できるはずです。

残念なのは二人の友情に説得力がない点です。友人になったきっかけは単なる幼馴染となっています。ニーディがチアをやっているジェニファーを応援しただけで隣の子が「あなたたちレズ」と言われてしまう程度で描いたと思うくらいにいい加減です。そういえば『ジュノ』でもジュノと友人が仲良くなったきっかけを描いてなかったことを思い出します。それでも『ジュノ』ではその二人の会話から仲の良さが伝わってきました。本作ではそれもありません。一番酷いのは最後の最後に申し訳程度に出てくるジェニファーの母親、てっきりいないものだと思いました。ニーディと母親の関係はそれなりに描いていて彼女の生活背景を描いているのと対照的です。ジェニファーについては謎を多くしようとしたのでしょうが、それなら母親は登場させないべきでしょう。

そういえば地方都市が舞台なのにキリスト教臭さが薄めです。ニーディがジェニファーの正体について本で調べますが、十字架を持ち出したりしません。なにしろ脚本を書いているのが悪魔なのでその辺はあっけらかんとしていて、一つの持ち味にはなっています。それと火事が起こっているのにまったく現実感が感じられないなど演出が酷い点も多々ありました。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

00 : 00 : 09 | 試写会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<Emmy Rossum出演ドラマ『Shameless』TCAでの反応 | ホーム | 『ヒックとドラゴン』試写会。 『アイアンマン2』よりも無駄がない脚本>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://emfanjp.blog18.fc2.com/tb.php/725-6101e86d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |