Alex Bandのソロ・アルバム『We've All Been There』
2010 / 08 / 24 ( Tue )
We've All Been There by Alex Band 
"We've All Been There by Alex Band

The Callingのボーカリスト、アレックス・バンドの初ソロ・アルバム、彼のYoutubeチャンネルを見ると2006年から作っていることが分かる。発売が遅れた原因のひとつはゲフィンとの契約がなくなったことだろう。Youtubeにゲフィン関係者は出てくるし、ロン・フェアー(ゲフィンで一番偉い人)の名前もクレジットにはある。アルバムは自主制作に近いようだが、ディストリビュートはEMIとなっている。

ジャケットを見ると派手な音を連想させるが、そんなことはない王道ロックだ(まあ今の時代に王道なんてものはないのだが)。The Callingといえばヒット曲「ウェアエヴァー・ユーウィル・ゴー」のようにアレックスのダイナミックなボーカルとそれに呼応するバックサウンドで、ミドルテンポの曲が得意(人によっては大仰だという)、というイメージだと思うのだが (3)「Tonight」(8)「Never Let You Go」(10)「Leave (Today Is The Day)」あたりがそれを踏襲している。中ではピアノから始まるミディアムの(10)が良い出来だ。

このアルバムの特徴といえばほとんどの曲にストリングスが入っていること、といっても弦楽四重奏的でもフル・オーケストラをバックに歌い上げているわけでもない。ふつうならキーボードで代用しそうな音だ。また数曲でエルトン・ジョンでおなじみのポール・バックマスターをアレンジャーとして起用していて、ストリングスが有効に使われていると思うのは気のせいだろうか。

個々の曲をあげると、伸びやかな声を聞かせる(4)「Forever Yours」、ストリングスが宙を舞いながらポップに展開する(5)「Please」、簡素なバッキングな(12)「Without You」、ストリングとコーラスの入れ方がうまい(13)「Love」 (この曲は「Cruel One」にも似ている)、ポール・バックマスターよるストリングス・アレンジとねちっこいギターがはまり、コーラスも入ったドラマチックな (14) 「Start Over Again」などが良い。ピアノから始まるスローな(9)「Only One」も曲としていい出来だがアルバムより前に出ていたミニ・アルバムに収録されていた曲だった。

ここからはエミー・ロッサム『Inside Out』絡みのミュージシャンとしてはエイブ・ラボリエル・ジュニア、が参加している。他のドラマーとしてはケニー・アロノフがいる。

最後にまたまたアメリカiTunes版ボーナス曲「Cruel One」の話。アンドリュー・ロイド=ウェバーの「サンセット・ブルバード」に似ていると思うが、映画『ファントム・オブ・パラダイス』の「愛は永遠の灯り/Old Souls 」にも似ている(『オペラ座の怪人』つながり!)。曲としては(13)「Love」と似ているがより良い、未収録の原因がゲフィンとの契約切れにあるのだとしたら残念、どこかのサントラに収録してParamoreファンにでも聞かせてほしい。
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