『エクスペンダブルズ』試写会。 『ガフールの伝説』と同様に集団戦の中の個人戦が見もの
2010 / 10 / 03 ( Sun )
エクスペンダブルズ / The Expendables
2010/10/16公開 公式:http://www.expendables.jp/
エクスペンダブルズ [DVD]
DVD:2011/03/09発売

シルヴェスター・スタローンというと筋肉バカと思う人もいるのでしょうが、この主演・監督差新作は映像表現のためにメジャーではなく中堅のLionS Gateと組んで映画を作っています。あのクリント・イーストウッドでさえ『ミリオンダラー・ベイビー』のときはスタジオが金を出すのを渋って、ワーナーによる全世界公開にならずに、外国には配給権をばら売りしていました(日本で権利があった会社が倒産したので当分劇場でかかることはないようです)。それに対してスタローンは表現に自己規制をかけないのでR指定が続きます。つまりは死人や爆発の数は多くなるのです。この映画ももちろんそうで、それはスタローンが率いるエクスペンダブルズ舞台のオープニングのミッションを見れば分かります。

消耗部隊と題されたこの映画は傭兵たちが自分のアイデンティティに悩むといった場面はほんの少しあるだけで、中心はアクションです。出演者リストには往年のアクション・スターがずらりと並びますが、スタローンの一番の部下は一番の若手でもあるジェイソン・ステイサム、その次がジェット・リーです。スタローンと対峙するような存在はドルフ・ラングレンとエリック・ロバーツと引退した男を演じるミッキー・ロクです。他のスターの出番は少なめで、ブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーによるプラネット・ハリウッド・トリオのリユニオン!はほとんどカメオ扱いとなっています(ここの照明がやや不自然な気がしました)。今回のターゲットは軍事政権下のある島、表向きは将軍が仕切っていますが裏にいるのは元CIAの男(エリック・ロバーツ)です。

「男の世界」映画なので女性はただ存在するだけです。ジェイソン・ステイサム元(?)恋人と島の女がそれに当たります。どちらかというと後者のほうに意味があります。メーンの3人は島に偵察に行きますがが、何も起こさずに帰れるわけもなく、ドンパチの後でなんとか脱出します。そして再度の突入を決めるという展開はあえて説明する必要もないでしょう。

アクションに関してはスタローン本人が島から脱出するところが良いです。60過ぎのスタローンが逃げようと走る走る姿は必見。結果はいうまでもありません。そしてジェイソン・ステイサムのカー(&ヘリコプター)・アクション、素人ボコボコ攻撃。ジェット・リーによる巨人対チビ対決。そしてプロレスラー対格闘家対決が印象に残ります。とくにガンにナイフ、爆発が中心となる中で二つの肉弾戦は本来なら起こりそうにないのですが、これがあることで単調な戦いのアクセントとなっています。ここはうまいと思いました、なにより戦っている人間の顔が見えるのが良いです。

古いスタイルの映画ではありますが、あるキャラクターに対する扱いは、消耗品であるアクション・スターへのスタローンなりの配慮が見えてうれしくなる。すでに本国でヒットしたのでパート2の話が出ているので出てほしいアクション・スターの名前が飛び交っています。"次はあのスターに悪役をやってほしい"などというのは間違いです。スタローンは彼らを悪役などにはしません。あるとしたらはじめは敵だったのだが、もっと大きな敵の存在に気付き共闘するというパターンでしょう。今回悪役はエリック・ロバーツ、その部下は演技経験の少ないレスラーや格闘家がやっていましたが(後で調べたらノゲイラ兄弟もいました)、次は80,90年代の青春スターで最近はパッとしない俳優を連れてくるといいと思います。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

23 : 59 : 59 | 試写会 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top
<<ルーファス・ウェインライトのライヴをはじめて見る。2010年10月5日東京:JCBホール | ホーム | 『ゴシップガール』のレイトン・ミースター歌手デビューについて12。「Give In To Me」ランクイン、Check in the Darkとコラボ>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://emfanjp.blog18.fc2.com/tb.php/741-b9f6ea02
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
エクスペンダブルズ
試写会で観ました。タイトルは、消耗品という意味だそうです。お金のためなら死にそう
[2010/10/12 22:13] うろうろ日記
| ホーム |