【World Beat 2010:2010年10月11日日比谷野外音楽堂:スタッフ・ベンダ・ビリリ/Ⅴ・デメ/J・アダムズ&J・カマラ】を見る
2010 / 10 / 16 ( Sat )
【World Beat 2010:2010年10月11日日比谷野外音楽堂
スタッフ・ベンダ・ビリリ/ヴィクター・デメ/ジャスティン・アダムズ&ジュルデー・カマラ】

アフリカから三組が集まったWorld Beat 2010。ドキュメンタリー映画も話題のコンゴ民主共和国のスタッフ・ベンダ・ビリリにブルキナファソのシンガー、ヴィクター・デメとガンビア人一弦フィドルのジュルデー・カマラとイギリス人ギタリスト、ジャスティン・アダムズが参加。この日は前日の旧体育の日に続き、良い天気で夏日だったが、風は涼しく野外で音楽を楽しむのに最適だったといっていい。席は正面からやや寄ったところという一ヶ月前に取ったにしてはまずまずだった。音で気になったのはヴィクター・デメの時のベースが前に出すぎていてコラの音が埋もれていた。J・アダムズ&J・カマラのバスドラもそんな感じだったけどそちらはベース奏者がいないのを補完していたと取れる。スタッフ・ベンダ・ビリリの時は問題なし。

ウソ偽りなし『ウソ偽りなし』
ジャスティン・アダムズ&ジュルデー・カマラ
アコースティック・セットでスタート、やがてジャスティン・アダムズはエレクトリック・ギターに持ち替える。少しガニマタ気味でギターを弾くその姿は思った以上にニュー・ウェーヴ気質を感じさせる。なんというか学術気質のミュージシャンではないようだ。ロックっぽい曲もやるがイク前に終わってしまうようなもどかしさをやや感じた。そうした不満が一掃されたのはショウの終わりに長めのトランスに入るような曲をやったときだった。これが永遠に続いてほしいとおもうギターとフィドルの波、気持ちよくて踊るよりはウトウトさせてもらった。他の楽器も披露してくれたジュルデー・カマラだが、彼の一弦フィドルはさすがに聞き応えがある。あの楽器からあんな色々な音が出るなんて!と思うこと必至、まるで一弦フィドルのジミ・ヘンドリックスのようだ。

ブルキナファソからの黄昏アフロ・ブルース [CD+DVD『ブルキナファソからの黄昏アフロ・ブルース』
ヴィクター・デメ
ブルキナファソの歌手。本人のギター、ギターとベースが兄弟、パーカッションとコラも兄弟という編成。まずはギターを抱えたデメの姿が美しい、写真でしか見たことがないがブラジルのジルベルト・ジルに似ている。ギターを抱えたデメの姿が決まっているということは彼が音楽に囲まれている環境に育ったことの証拠なのだ。途中でギターの人がエレキに持ち替えてブルース風になるのが面白かった。四十代デビューというと色眼鏡で見られそうだがお客を盛り上げるのもうまいし意外に懐が深いようだ。

屈強のコンゴ魂『屈強のコンゴ魂』
スタッフ・ベンダ・ビリリ
ゆったりと始まるかと思ったら、一曲目から観客が立つ。前が立ったらこっちも立たないと車椅子のメンバーもいるので見えない。まあ中心はダンス音楽なのでこれもあり。アイルランド音楽の公演ではパイプやアコーディオンがいると見る位置が悪いと楽器は見えず音だけがするという気持ち悪い体験となることを思い出した。と同時にやっぱり緩やかな曲が好きだと"マルガリータ"を生で聞いて再確認した。そこでの二本のギターの絡みも良かった。中盤は単調な曲が並んでやや飽きてしまった。バックに曲名だけでなく時には歌詞を写す。彼らのメッセージを伝えるには有効な手段だが、それはかっちり決めた曲順だという証拠だ。編成が特異なだけに視覚的な意味も含めて面白いことは面白いのだがこのセットリストはどうなのだろう。もう少し緩やかな曲をうまく配置したらと思う。まあラストは"トンカラ"という必殺曲なので盛り上がる。他の出演者も登場して軽くダンスを披露する。物理的な理由でセッション大会は無理なわけだ。

ビリリのコンゴレーズ・ルンバに独自色を添えている一番若いロジェ自作の一弦ギターのサトンゲ、金属的な音で切り込んできてくる。ジュルデー・カマラが一弦フィドルのジミ・ヘンドリックスなら、ロジェは一弦ギターのデュアン・オールマンというのはどうだろう。映画でも感じたのだが彼は神経質そうだ(ココとの口論は演技?)。引き抜きか独立がありそうな気がする。


次回も見たいと思ったのはジャスティン・アダムズ&ジュルデー・カマラ。音楽的にまとまっていたのはヴィクター・デメ。スタッフ・ベンダ・ビリリが悪かったわけではない。

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

00 : 00 : 36 | 音楽 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top
<<『オペラ座の怪人』をシネマイクスピアリで再見。本当はもう少しいうるさくないはず | ホーム | ルーファス・ウェインライトのライヴをはじめて見る。2010年10月5日東京:JCBホール>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://emfanjp.blog18.fc2.com/tb.php/743-9453b47c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
以前より敷居が低くなったし、何か楽器でもはじめませんか?
アニメや映画の影響で、最近バンドブームが再燃してきましたね。型落ち品や初心者用なら意外と安くで始められますよ。楽器の激安情報はこちらから
[2010/10/31 17:42] 楽器 激安情報
| ホーム |