今頃になってジェニー・ロバートソン『スコティッシュ・バラッドの真髄』を聞く
2010 / 10 / 27 ( Wed )
『スコティッシュ・バラッドの真髄』ジェニー・ロバートソン
The Great Scots Traditional Ballad Singer: Jeannie Robertson
『スコティッシュ・バラッドの真髄』ジェニー・ロバートソン

ある音楽ジャンルの大物、それが前の時代の伝説的人物でも音を聞いたことはなくても、名前だけならかなり早い段階から知るものだ。ところがこのスコットランドのフォーク・シンガーのジェニー・ロバートソン(ジーニー・ロバートソン)のことはこの日本盤CDが出るまで名前を知らなかった。

そんなこともあってか、CDが出たときには買うまでには至らなかった。しかし今年dを買い、彼が伝統歌を学んだ相手としてジェニー・ロバートソンの名前が3曲(「Clyde's water」「My son David」「The battle of Harlaw」)にあったので興味を持った。ただ、そのときに発売元のライス・レコードのHPをチェックしたら彼女のCDは取り扱っていなかった。

実はこのCDにはいくつかの認識ミスがあった。ライス・レコードが英フォークのトピック・レコードと契約して初めて出したのがこの作品だと聞いていたので、日本プレスだと思っていたのだ。実際にはトピックがOSSIANにライセンスを貸す形でCDを出していたのだ。輸入盤もそれに解説を付けた日本盤も入手困難な状態だったのだが、偶然レコード店で見つけた。

CDは8曲入りで30分足らずの内容。もちろん全曲無伴奏による歌唱で、イアン・マッコールが参照した3曲は残念ながら入っていない(調べたところアラン・ロマックス録音のCDには2曲収録されていた)。ロバートソン家はトラヴェラーの一族だそうだ。そうした前情報からは荒々しい、塩っ辛い声を予想していたが、ふつうに聞いてもきれいな声といって差し支えないだろう。男女間の差があるとしてもイアン・マッコールを初めて聞いたときに感じた威厳のある声でもない、包容力のある声と言ったらいいだろうか、有名曲である「若いジプシーさん」だけが目立つことがない内容になっている。

以下気になった曲について
「何たる声」淡々とした歌い方から滲み出る歌力、節回しが大げさになることもない。
「マクミモンの悲しみ」切々と歌われる曲、ドラマチックとまでは行かないが盛り上がるパートがある曲。
「アルディバックのロイの妻」これが一番きれいな歌い方なので取っ付きやすいはず。
「ロード・ラヴォット」朗々としているというならこの曲だろう。

1 決してノーと言わない小さな可愛いメイド(THE BONNY WEE LASSIE WHO NEVER SAID NO)
2 何たる声(WHAT A VOICE)
3 私のプレードはどこかへ(MY PLAIDIE'S AWA')
4 若いジプシーさん(THE GYPSY LADDIES)
5 私が16歳にしかすぎなかった時(WHEN I WAS NO BUT SWEET SIXTEEN)
6 マクミモンの悲しみ(MACCRIMMON'S LAMENT)
7 アルディバックのロイの妻(ROY'S WIFE OF ALDIVALLOCH)
8 ロード・ラヴォット(LORD LOVAT)
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