『アンストッパブル』。 『キック・アス』ほど広がりはないが監督の得意分野でがんばる
2011 / 01 / 01 ( Sat )
アンストッパブル / Unstoppable
2011/01/07公開 公式:http://movies.foxjapan.com/unstoppable/
アンストッパブル ブルーレイ&DVDセット〔初回生産限定〕 [Blu-ray]
Blu-ray: 2011/04/27発売

またまたトニー・スコットとデンゼル・ワシントンのコンビによる新作映画です。しかも前作『サブウェイ123 激突 』と同じく暴走列車ものでどうかと思いましたが、悪くないです。『サブウェイ123』の地下鉄は人が走らせるもので明らかな悪人が必要なのに対してこちらはそうではありません。また『サブウェイ123』はジョン・トラボルタととの対決にもうまいオチを付けなければいけなかったのですがそこがイマイチでした。それに対して、こちらは勝手に暴走する列車なので結論は予想が付くとは言えすっきりしています。

デンゼル・ワシントンが演じるのはベテラン機関士フランク、パートナーとなるウィルを演じるのはクリス・パイン。パインは『スター・トレック』で若き日のカーク艦長を演じていてスポックと同じくらいにがんばっていたと思いますが、同程度だとスポックの方が目立ってしまうのか、大役をもらったわりには少し地味な気がします。ここでもやや地味ですが、張り切りすぎて生意気に感じさせないのは良いと思います。列車事故に対処するのはロザリオ・ドーソン、最近はこうした上役をやることも増えてきました。ほかでは途中で助けにくるサングラスの男がいい味を出しています。

トニー・スコット監督なので人物描写は浅めです。デンゼル・ワシントンは定年間近、それにしては二人の娘はけっこう若く、二人ともフーターズで働いていると言う設定です。娘は父親に対して誕生日忘れていたでしょと文句を言います。対するクリス・パインが演じるのはどうやらパートナーとの間に問題を抱えている男で仕事にも身が入りません。また、会社はコネで入社しました。

列車が暴走する理由は当然のようにいくつかの小さなことの積み重ねです。社会見学として列車に乗り込んでいる児童たち(アメリカではあれが珍しい?)、彼らは暴力列車と平穏な日常との比較と言うよりは子供たちを怖い目をあわせて、観客をハラハラさせたいだけでは?と思わせます。

早めに脱線させ止めようとする会社上層部との対決もありますが、基本的にはアクション重視です。鉄の塊である列車が火花を上げながら曲がり、ぶつかって一部が吹っ飛びます。おそらくはCGをあまり使わないで撮影していると思います。これはやはりいいです。パニックものはこうでなくてはいけません。ここで気になったのは列車を追いかけるヘリコプターです。20世紀フォックスの映画と言うことでフォックス・ニュースの名前が入っています。モデルになった事件でも同様だったのかは知りませんが、はっきり言ってむかつきます。ここは本作で唯一と言っていい社会的な視点を持った箇所です。トニー・スコットは過去に『エネミー・オブ・アメリカ』や『デジャヴ』で監視社会をテーマにしていただけに、意識して入れていると思います。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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