2010年12月18日:金曜ロードショー『オペラ座の怪人(吹替版)』
2011 / 02 / 20 ( Sun )
2010年12月18日:金曜ロードショー『オペラ座の怪人(吹替版)』

ようやく金曜ロードショーで放映されたものを見直す。「吹替なんて」「口と歌詞が合ってない」と言う人がいるようだ。しかし故淀川長治さんが言うようにゴールデン・タイムの映画放映は映画を広く見てもらうためのアピールの場である。それが気になる人はソフトを買うなり、レンタルすればいい。だいたい同じ日本テレビで深夜に放映された字幕版を見ていないのがバレバレだ。

と淀川さんの話をしながらもCMの入れ方に文句をつけるのはおかしいのだが、CMとカットされた部分について触れておこう。CMの入る箇所は以下の通り。

00.17.46 手紙を拾うマダム・ジリー
00.30.13 ラウル部屋へ
00.48.17 メグ地下へ
01.22.15 マスカレード
01.32.30 マダム・ジリーがラウルに説明
01.41.24 Wishing You Were Somehow Here Again
01.50.22 ラウルの作戦説明
02.14.12 ラウルを締め上げるファントム

これを見ると後半にCMが入ることが多く、とくに三重唱のところで入るのは残念だった。結果的にクリスティーヌが地下の隠れ家にいるところから、「Prima Donna」までが一番長いことが分かる。カット部分ではラウルの回想部分など本筋とは関係ない部分はカットしやすいのだが、ほぼ全編に音楽が鳴っている本作ではオリジナルを知らなくても音を聞いていればカットされた部分がなんとなく分かってしまう。

カットされて損をしているキャラクターはまずはブケー、彼がのぞきをしているところがカットされているのでファントムにやられても仕方ない人物であるという印象が薄い。そのためにファントムが単なる殺人鬼に見える恐れがある。それも含めてオペラ座の職人たちの生活臭がカットされているのも少し残念だ。支配人の「ジャンク・メタル」に関する台詞が出てくるのは二箇所だが、ここはカットできそうな場面を必死に探した結果か、ご苦労さんと言いたい。

以下は順番に一言コメント
オークションで「メグ・ジリー」と字幕に出る。脚本には「マダム・ジリー」としかない。
階段を下りるときにかすかに聞こえるクリスティーヌとメグの会話が良い。
マダム・ジリーは単調だが雰囲気はあるのでこれでよし。
二人の支配人は良い。
ラウルは台詞がやや単調で、声もパトリック・ウィルソンと違うが好青年風なところは共通。
ファントム、ジェラルド・バトラーを意識して荒々しく歌う場面もあるが次第にいつもの四季スタイルに戻る。

The Phantom of the Opera: 歌い手にとっては普段どおりの歌だろう
The Music of the Night: 出だしは台詞調でオリジナル音声のテンポを合わせる様子が少し気になる
I Remember/Stranger Than You Dreamt It: 荒々しく歌う「Stranger than you dreamt it ~」のパートは悪くない
Notes/Prima Donna: 台詞応酬のパートはイマイチ
All I Ask of You: ここはやはり聞かせどころ
Why So Silent: もっとノリよく!!
Don Juan: バトラーのファントムの方が歌のイマイチさも手伝ってより悲壮感があるのは皮肉、ラストも同様。ラストの三重唱は右上にクリスティーヌ、右下にラウル。左下にファントムの台詞が出る努力賞もの。このファントムの悪役ぶりはなかなか良い。

クリスティーヌを担当したのは沼尾みゆき、『ウィケッド』のグリンダを演じたことがある。そう言えば昔エミー・ロッサムが「Defying Gravity」の楽譜を持っているのを目撃されたことがあります。グリンダをやったら楽しそう。
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