『ユナイテッド-ミュンヘンの悲劇-』試写会。『幸せへのキセキ』より薄味
2012 / 07 / 02 ( Mon )
ユナイテッド-ミュンヘンの悲劇- / United
2012/07/07公開 公式HP:http://www.united-movie.com/
ユナイテッド ミュンヘンの悲劇 [DVD]
DVD発売日: 2013/02/06

イングランドのフットボール・クラブ、マンチェスター・ユナイテッドのミュンヘンの悲劇、これに関して話だけは知っていました。見始められてしばらくして再現ドラマっぽい地味つくりだなと思っていたらBBCで放送されたものでした。

映像はミュンヘンの事故直後のボビー・チャールトン(ジャック・オコンネル)の姿から始まります。すぐに時間は戻って彼がスタメンになるところ前後の話になります。といっても試合シーンはほとんどなく映画館のニュース映像で触れられる程度で、選手がボールを扱う場面は練習のときだけです。また控え室で煙草や葉巻をたしなむ姿などは時代を感じさせます。

同世代のダンカン・エドワーズ(サム・クラフリン)が早くから活躍したのに対して入団後しばらく燻っていたボビー・チャールトンですがようやくチャンスが巡ってきます。彼がスタメン入りを知らせられて緊張で眠れない様子やそのときにとった行動(街やスタジアムに対する思い)などはよく分かります。

やがてマンチェスター・ユナイテッドがヨーロッパでチャンピオンズカップに挑むこととなります。ここでチームを阻むのは国内リーグ、ヨーロッパの戦いに大きな意味を見出していないので、国内の試合日程を変えることを許さず試合のある日までに帰って来いと言います。チームはそのためにチャーター機を用意することになります。皮肉なことに事故によってはじめて日程延期が許されます。

そして運命の1958年2月6日、ユーゴスラビアの試合で勝ち残ったチームはミュンヘンに立ち寄り、飛行機はそこから離陸しようとします。事故の原因追求をするのが目的の作品ではないのでしょうが、これを見る限りでは機械トラブルで何度が離陸失敗しているのに飛び立とうとしているのが怖いです。このときの監督が「国内リーグに間に合わなくてもいいから、安全重視で飛んでくれ」と言ってくれると分かりやすいのですが、そういうことはありません。まあ「なんでもいいから早く離陸してくれ」とは思わなかったでしょう。事故そのものはガタガタと飛行機が揺れたと思ったら次の場面では墜落後になります、ここは淡々としていて大げさではないのですが、救助場面から病院への一連の流れは、被害者のほとんどが知り合いなので辛いものがあります。

事故により監督マット・バスビー(ダグレイ・スコット)も負傷し、コーチのジミー・マーフィー(デヴィッド・テナント)がチーム再建を任されます。マーフィーはウェールズ代表の仕事をしていた関係で飛行機には乗っていませんでした。当事のチームはバスビー・ベイブスと呼ばれたそうでバスビーも親分肌の大将という感じです、それに対してマーフィーのほうは名参謀という雰囲気で好対照です。マーフィーはもちろん新たな選手の発掘のためにスカウティングをするのですが、ボビー・チャールトンはとうぶんフットボールをやる気が起きません。そんな彼をもう一度やる気にさせたものは何だったのか、もちろんそれは最初に戻るわけです。

全体的にかなり薄味で、キャストも地味なので作品なのでこれが(とくに日本において)ミュンヘンの悲劇を知るために最良の作品とは言えないと思います。それでいて音楽がクリント・マンセルというのバランスが変に感じました。まあジャック・オコンネルは悪くないですし、サム・クラフリンもかっこいいですけどね。ちなみに公式サイトにあってパンフレット等にも載るかもしれない情報ですがジャック・オコンネルは『Beautiful Creatures』はクランクイン直前に降板しています。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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