『ゴーストライダー2』試写会。『もうひとりのシェイクスピ ア』と同じく監督の人選ミスか
2013 / 02 / 05 ( Tue )
ゴーストライダー2 / Ghost Rider: Spirit of Vengeance
2013/02/08公開 公式HP:http://www.gr2.jp/
 ゴーストライダー2 [Blu-ray]
BD発売日: 2013/09/18

忘れたころにやってくる『ゴーストライダー』、1作目を見ていない人もニコラス・ケイジがゴーストライダー役で、彼が演じているジョニー・ブレイズはゴーストライダーが出てくることを嫌がっている(そのためにアメリカを離れて、本作の舞台は東ヨーロッパになっています)ことだけ分かっていればOKです。それ以外の過去のことはアニメーション等で説明してくれます。

今回ジョニー・ブレイズのところに僧侶(資料どおり)からある少年を匿うように依頼されます。この少年は母親(ヴィオランテ・プラシド)が悪魔との契約の末にできた子供で、メフィスト(キーラン・ハインズ)はその体をのっとることを画策しているのです。僧侶が悪魔の子を守ろうとするのが本作のポイントです。悪の中に善は生きているのか、善から悪に堕ちたものは善を取り戻せるのか。

この母子を追うために悪魔が手下に使うのが母親の元恋人(地元のチンピラ)なので、最初の方は痴話喧嘩にしか見えません。やがてゴーストライダーが乱入してやっと大変なことになります。でも人間が物理的に武器を増強してもゴーストライダーに適うわけがありません。チンピラがやられて死ぬ直前にメフィストに使命を与えられ転生しチラシ等でおなじみの金髪になりパワーも与えられます。ここにきてやっとゴーストライダーと戦える状態になります。

ヒーローの成長物語では一度死を(擬似)体験するというのが定番で、本作にもありますが悪魔だの教会だのが出てくる話なのでやや観念的なのですが、そのへんをさらっと処理してしまい拍子抜け気味でした。逆にゴーストライダーが失った力を取り戻すところはばかばかしいのですが、作品のトーンには合っています。

今回のバイクはYAMAHA、変身後のシーンもほとんどニコラス・ケイジ本人が担当しているそうです。ハイライトはゴーストライダーになりたくなりともがく場面です。ここはどう見ても中毒患者の禁断症状演技で、この手の役ならやったことのあるケイジだけに楽しそうに演じています。変身後も暴れっぷりも笑えます。東ヨーロッパというなじみのない地域ですので移動距離がどの程度か分かりにくいのは困ります。最後のトルコのなんとかという場所も有名なのでしょうか。この非アメリカなこの映画、資本や技術スタッフにも意外な国が参加しています。

監督は『アドレナリン』のマーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラーを期待されての起用なのでしょう。ここで思い出したのは同じマーヴェル・コミックのハルクです。ハルクもゴーストライダーも変身すると強すぎる存在という点で似ていて、その扱いはけっこう難しいのです。『インクレディブル・ハルク』はストーリーはともかくとしてアクションの回数(つまりハルクに変身する回数)を決め、それをどう演出するかという方法論がうまく、アクションの見せ方は成功していたと思うのです。本作はそれと比べるとややダラダラとしたものに感じられます。このストーリーを考えるとアクションよりはオカルトに強いギレルモ・デル・トロのような人間が適任だったと思います。

子供の母親役はヴィオランテ・プラシド、胸元を強調していますがもっと続きが見たい人は『ラスト・ターゲット 』をどうぞ。この人は『ゴッドファーザー』のアポロニア役シモネッタ・ステファネッリの娘なのですね。コッポラ・ファミリーの絆は強し?

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

21 : 51 : 12 | 試写会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<2012年ベスト映画 | ホーム | エミー・ファン!ブログ2013年1月の告知、情報、ニュース>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://emfanjp.blog18.fc2.com/tb.php/925-efb1bb0f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |