『ホワイトハウス・ダウン』試写会。前半は『エンド・オブ・ホワイトハウス』に負けるが後半は巻き返すエメリッヒ映画
2013 / 08 / 11 ( Sun )
ホワイトハウス・ダウン / WHITE HOUSE DOWN
2013/08/16公開 公式HP:http://www.whitehousedown.jp/
ホワイトハウス・ダウン [Blu-ray]
BD発売日:2014/01/01

『もうひとりのシェイクスピア』の公開が遅れたので、ローランド・エメリッヒ作品の公開が続きます。エメリッヒ監督にしては変化球だった『シェイクスピア』と比べると『ホワイトハウス』は文字通りホワイトハウスが襲撃される王道のエメリッヒ映画です。今回は同時期に『エンド・オブ・ホワイトハウス』という類似作品もあります。あちらの大統領はアーロン・エッカートでしたが、こちらはジェイミー・フォックスです。予告を見れば分かるようにより行動的になっています。『エンド』の主人公マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)が心に傷を負った元シークレットサービスなら、こちらの主人公ジョン・ケイル(チャニング・テイタム)はシークレットサービスになりたかった男です。マイクは自分のスキルで事態に対処しますが、従軍経験があるとはいえジョンは経験が足りないのでそうはいきません。彼はその分をがんばりで補います。あちらの下院議長がモーガン・フリーマンなら、こちらはリチャード・ジェンキンス、どちらも観客を微妙にミスリードしてくれる配役になっています。

2時間15分という痛快アクション映画としてはやや長めの本作、ホワイトハウス占拠の過程は内通者がいるので素早く進みやや物足りません。ジョンが隠れたりするあたりは面白くないのですが、ソイヤー大統領(ジェイミー・フォックス)と組みバディ・ムービー体制になってから面白くなります。このころにはチャニング・テイタムがタンクトップになるので見慣れた姿に安心する人もいるでしょう。転機となるのは車で建物の外に出て官邸内から出ようとする場面です。ホワイトハウスは外からの浸入対策のために強固な構造になっているので内側から外に出ようとしても簡単にはいきません。やはりエメリッヒ映画はこういうむちゃな展開にならないと楽しめません。もちろん爆発シーンもたっぷりとありませす。少し気になったのは攻撃ヘリコプターのシーンがいかにもCGと感じられたことです。

ジェイミー・フォックスは元々コメディアンですし、チャニング・テイタムも天然ぼけキャラクターなので映画はシリアス一辺倒ではなく、ユーモアがあります。敵側でユーモア担当の人があまり機能としていないのは残念です。それらのユーモアがホワイトハウス襲撃という全体のトーンと合っていない部分もあると思いました。劇中で大統領はある人から戦争に行ったこともないのに安易に和平を呼びかけるやつとに批判されますが、それなら人を殺すのも初めてのはずですが、そのへんは触れられません。

この二人意外で活躍するのは(むちゃしすぎの部分があるものの)ジョンの娘エミリー(ジョーイ・キング)です。考えてみれば最初と最後は彼女の視点で描かれているわけですから、彼女が活躍するのは必然です。ただ、彼女の名前を匿名にしないですぐ本名がテレビに上がってしまうのは気になりました。あそこは犯人側に素性がばれる危険があるわけですし、もしかしてエメリッヒ監督のマスコミ批判があるのでしょうか。彼女はホワイトハウス・オタクで彼女の知識が役立つ様子は『エンド』の役に立たなかった大統領の息子とは大違いでした。

『エンド』でも出てきた地下壕、あちらの映画と同じように内部からの攻撃だと役に立ちません。主要キャストのわりにマギー・ギレンホールがあまり目立てないのが残念でした。

テーマ:☆試写会☆ - ジャンル:映画

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